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北朝鮮の高濃縮ウラン保有情報 米、02年に証拠確保

北朝鮮の高濃縮ウラン保有情報 米、02年に証拠確保

Posted February. 06, 2005 22:45,   

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北朝鮮が高濃縮ウラン(HEU)を保有しているかどうかをめぐり、米国の北朝鮮核問題専門家たちの間で論争が起っている。

5日、ロイター通信によると、1994年の米朝枠組み合意当時に大使を務めたジョージタウン大学のガルーチ外交大学院長とリース元国務省政策企画局長は、間もなく発刊される国際問題専門誌『フォーリン・アフェアーズ』3・4月号の共同寄稿文で、北朝鮮のHEU保有は確実だと主張しているという。

同寄稿文は、国際政策研究所のハリソン研究員が同雑誌1・2月号の寄稿文で、「米政府は、北朝鮮が秘密裏にウランを利用した核兵器を作っていると危険を誇張し、北朝鮮核に関する情報を歪曲した」と主張したことへの批判文の性格を帯びている。

ガルーチ氏とリース氏は、米政府が北朝鮮のウラン濃縮問題を政治的に利用したというハリソン研究員の主張を否定し、ハリソン氏が事実を誤解して虚偽の主張をしていると反ばくしている。

両氏は、「米国は、北朝鮮が1年に2個以上の核兵器製造に十分な兵器級ウランが生産できる遠心分離機施設を作るための物質と装備を獲得したという証拠を、02年半ばに入手した」ことを明らかにした。

そして、パキスタンの核科学者カーン博士が、遠心分離機の原型と青写真を核の闇市場を通じて北朝鮮に提供したと主張している。また、あるドイツ企業が北朝鮮のために購入した高強度アルミニウム管は、技術的に遠心分離機を製造するためのものだとつけ加えた。

これに先立ちハリソン研究員は、北朝鮮が購入したアルミニウム管は兵器製造用高濃縮ウランではなく、発展用低濃縮ウランの生産能力に備えるためのものだと主張していた。

ガルーチ院長とリース元局長は、「(国際社会を欺いてきた)北朝鮮の前歴から見て、ウラン濃縮は6者協議の中心問題であり、北朝鮮核問題の解決策は、完全で検証可能なものでならなければならない」と指摘した。

ハリソン研究員は、ワシントンポスト紙北東アジア特派員時代の1972年、米国記者として初めて北朝鮮を訪れ、金日成(キム・イルソン)主席を会見するなど、「米国の韓半島介入の撤回と韓半島の非核中立化」などを主張してきた。



權順澤 maypole@donga.com