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脱北者29人、全員韓国行きが有力に

Posted September. 02, 2004 22:33,   

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中国北京の日本人学校に侵入した脱北者29人は、全員が韓国行きを希望しており、日本政府も彼らの選択を尊重する方針だと、日本のマスコミが2日付で報じた。

細田博之官房長官も同日の記者会見で、「全員の明確な意思を聞いて整理しなければならない」とし、「これまでの(脱北者処理の)事例もあって、関係国も概ね考えが整理されている。人道的に処理されるだろう」と話した。

外務省の逢沢一郎副大臣は脱北者の身元と関連して、「大人だけでなく子供もいる。夫婦や兄弟、親子もいる」と述べ、身元確認がかなり進んでいることを明らかにした。

しかし日本政府は、韓国、中国、北朝鮮と意見調整をして、実務レベルで静かに処理する計画だ。

外務省の関係者は、「この問題は静かに処理するのが好ましい。韓国、中国、日本のいずれも大きく騒がないだろう」と述べ、関係国が実務レベルで静かに処理する意思をほのめかした。

日本のマスコミは、「02年の在瀋陽日本領事館進入事件の混乱を繰り返さないために、日本政府は今回、初期段階から中国と連携して緊密に対処した」とし、日本政府の対応を評価した。

日本の放送局も、過去の脱北者問題とは違って結果を簡単に伝えるに止めるなど、日本人拉致問題につながる「北朝鮮叩き」的報道態度を自制している様子だ。

しかし逢沢副大臣は、彼らの出国時期については、「人数が多く、時間がかかる」と話した。

北京の日本大使館は、場合によっては事態の長期化に備えているという。



hanscho@donga.com