Go to contents

「日本なら任した!」金ドンジュが自信感 来月札幌で野球・韓日戦

「日本なら任した!」金ドンジュが自信感 来月札幌で野球・韓日戦

Posted October. 30, 2003 23:23,   

한국어

30日、韓国野球代表チームが訓練を行っている大邱(テグ)球場。金トンジュ(27、斗山)が左足首に丁寧に包帯を巻いていた。訓練を始める前に欠かさずやる日課だ。2年前から苦しめてきた左足首の負傷は、今シーズン終盤になって痛みがさらに激しくなった。ここに右肩の負傷まで重なって、まともに送球もできない状態。

「実は試合に出られるような体ではないんですよ。でも仕方ないですね。みんなケガだからと言って抜けていますから…僕までやれないと抜けるわけにはいかないでしょう」。

代表チームで同じく3塁手の金ハンスが太ももの負傷でエントリーから外されると、チーム内での役割がさらに大きくなった。しかも、金ドンジュは日本が恐れる「日本キラー」。日本選手は金トンジュの話がでると、「怪物」だと言いながら首を横に振る。それほど印象的な試合が多かった。

アマチュア時代の1997年には、日本の大阪ドームで行われた4ヵ国親善大会の日本戦で160mもの超大型ホームランを放ち、電光板を壊したこともある。同じく97年に台湾で行われたアジア野球選手権大会では、日本との予選、決勝戦で3本の本塁打を放っていた。この3本の本塁打はいずれも当時日本の先発投手だった上原浩二から奪ったもの。

この大会で7試合に出場して、26打数14安打(0.530)に6試合連続本塁打を含めて9本の本塁打を放つ怪力を見せつけた金トンジュは最優秀選手(MVP)に輝いた。金ドンジュは「歴代日本戦の中でこの大会が一番記憶に残る」と話した。

当時韓国は決勝戦で8—7で日本を下して優勝した。現在、読売ジャイアンツのエースに成長した上原は、今回のアテネ五輪予選で、その時の雪辱をはらすため韓国戦に登板する可能性が高い。

金トンジュはまた2000年シドニー五輪の際、日本との予選リーグでは先制2打点の2塁打、3、4位決定戦では勝利を固める1打点の適時打を放ち、昨年の釜山(プサン)アジア大会・日本戦で9—0の快勝を収めた時も、本塁打を放って「日本の天敵」であることを証明した。

金トンジュは、「高麗(コリョ)大学1年生だった94年、代表ユニホームを着てから、重要な試合で日本に負けたことがない」と話し、来月札幌で開かれるアテネ五輪に向けた予選の韓日戦での勝利を確信した。



金相洙 ssoo@donga.com