Go to contents

青少年代表に負けたアジア大会代表、名誉回復に向けて始動

青少年代表に負けたアジア大会代表、名誉回復に向けて始動

Posted September. 11, 2002 23:22,   

0—1の負け、それも一ランク下の弟たちに。青少年代表との対戦でだ。面子丸つぶれだ。

2002釜山(プサン)アジア大会のサッカー代表のことだ。W杯4強神話に浸かっているファンたちも衝撃的な敗北に失望を隠さない。

一言で言うならば、総体的な難局だ。アジア大会代表の敗北は、まだ組織力が整備されていない点もあろうが、最近浮上した監督更迭説でチームの雰囲気が乱れているからでもある。揺れている代表チームは、果たして回生への突破口を見いだすことができるだろうか。

李東国(イ・ドングク、23、浦項)と李天秀(イ・チョンス、21、蔚山)、崔兌旭(チェ・テウク、21、安養)の「攻撃3人組」が、朴垣緒(パク・ハンソ)監督更迭説で揺れているアジア大会代表を立て直すと宣言した。

李東国は10日の試合で、前半32分、金ウンジュンと交代を命じられると、抗議のジェスチュアーで主将腕章をグラウンドに投げつけた。ただでさえ大韓サッカー協会との確執で悩んでいる朴監督を追い詰めた「罪」を犯した形だ。この突発行動にもかかわらず、自分に対する絶大的な信頼を見せている朴監督のためにも、ゴールで報い、必ずや金メダルを獲得して見せると意志を強めている。

今回のアジア大会は、また李東国にとってW杯代表落ちで失墜した自尊心を回復できる土俵でもある。

とくにW杯代表落ちで依然として抱えている兵役問題をきちんと整理するためにも、今大会で是が非でも金メダルを獲得し、安定した選手生活を続けられるよう歯を食いしばっている。

富平(プピョン)高校時代以来の相棒で、代表チームのムードメーカーでもある李天秀と崔兌旭も、最近の良からぬ「騒ぎ」を静めるために本腰で取り組む考えだ。

個人的にはW杯4強神話の主役でありながら落とした自尊心を立て直すとともに、W杯代表チームで自分たちのことを大兄貴として世話してくれた朴監督の力になるような道を探し出したいとしている。

もちろん、自尊心を回復する道は成績しかない。プレーメーカーの李天秀とライトの崔兌旭は、強力なMF陣を組み、切れ味のいい攻撃を組み立て、W杯で見せつけた韓国サッカーの真価をもう一度繰り広げて見せると、自信満々だ。

二人は、「アジア大会の準備期間が短い。今サッカーだけに集中しても時間が足りないというのに…。青少年チームに負けたことで、結果的には選手たちが結束するきっかけになると思う。選手全員が他のことに神経を使わず、集中してプレーできるような雰囲気を作りたい」と口をそろえた。



梁鍾久 yjongk@donga.com