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「国内初原発」古里1号機、40年ぶりに永久停止を確定

「国内初原発」古里1号機、40年ぶりに永久停止を確定

Posted June. 10, 2017 08:58,   

Updated June. 10, 2017 08:58

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1978年に建設された韓国初原子力発電所である釜山機張郡(プサン・キジャングン)にある古里(コリ)原発1号機が、40年後に電力生産の任務を終えて運転を中止することになった。古里1号機は韓国初の原発であり、最初の永久停止原発という記録を残したまま、歴史の中に消えることになった。

原子力安全委員会(原安委)は9日、第70回原安委を開き、韓国水力原子力(韓水原)が昨年6月に申請した古里1号機の永久停止を許可したと発表した。これにより、韓水原は19日0時から古里1号機の稼働を停止し、核燃料冷却作業を進める。韓水原は2022年から本格的な原発解体に乗り出す予定だ。

原安委側は、「2016年6月に古里1号機の永久停止を受け付け、使用済み核燃料の貯蔵槽、非常用電源、放射性廃棄物の処理方法などを点検した結果、永久停止後も原発を安全に管理できると判断した」と明らかにした。

古里1号機は1978年4月29日に商業運転を開始し、韓国の本格的な原子力発電時代を切り開いた。経済成長により急増した電力需要を支えて、工業国に成長する足場となった。2007年6月に設計寿命(30年)が終わったが、全面的メンテナンスと住民の合意を経て寿命を10年間延長した。

国内で初めて原発永久停止の事例が出たことで、文在寅(ムン・ジェイン)政府の脱原発政策の引き金になるだろうという見通しが出ている。文大統領は候補時代に、寿命のついた原発の即時閉鎖と原子力発電の削減を公約に打ち出した。原安委の今回の決定により、原発寿命の延長案が「一回、10年延長」で固まるだろうという分析が出ている。韓水原は19日、古里1号機の永久停止を記念する行事を行う予定だ。



李建赫 gun@donga.com