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ソウル水再生センター4カ所がクリーンエネルギーの生産基地に変貌

ソウル水再生センター4カ所がクリーンエネルギーの生産基地に変貌

Posted January. 30, 2020 08:06,   

Updated January. 30, 2020 08:06

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ソウル市が中浪(チュンラン)、西南(ソナム)、蘭芝(ナンジ)、炭川(タンチョン)の水再生センター4か所を大気汚染物質と温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーの生産基地に変貌させる。ソウル市はこのような内容の「ソウル市水再生センターの再生可能エネルギー環狀網構築事業」の業務協約を、ソウル都市ガスなど都市ガス会社3社と交わしたと、29日明らかにした。

ソウル市は今年、中浪水再生センターに30MW(メガワット)のバイオガス水素燃料電池を設置し、2035年まで水再生センター4カ所にすべて180MW容量の施設の設置を終える。再生可能エネルギー環狀網がすべて構築すれば、38万世帯に電力を、8万世帯に熱エネルギーを供給できる。ソウル市は事業敷地などを提供し、都市ガス会社3社は約1兆800億ウォンの事業費を投資して技術開発などの運営を引き受ける。

再生可能エネルギー環狀網は、下水処理の過程で発生するバイオガスを水素燃料電池に供給して、電気と熱エネルギーを生産する施設だ。生産した電気は家庭に供給し、熱エネルギーはセンター施設や都市農業などに活用する。発電の過程から出た温室効果ガスも都市農業などに使う。

ソウル市は、水再生センター4ヶ所で再生可能エネルギーを生産すれば、年間37万6577トンの温室効果ガスと1万7461トンの大気汚染物質の排出を削減できると予想した。水素燃料電池が自主的に空気を浄化して、毎日219万人が呼吸できる酸素を排出する。水素自動車60万台を運営するのと同じ効果だ。電力生産コストの削減などで年間2815億ウォンの経済的効果と、6500人以上の雇用創出効果も期待される。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com