Go to contents

Kチキンがパリの大手スーパーにオープン

Kチキンがパリの大手スーパーにオープン

Posted May. 09, 2024 09:03,   

Updated May. 09, 2024 09:03

한국어

「フランスの店も次々と廃業したパリの路地で、韓国風のチキン店が商圏を蘇らせています」

自国料理に対する誇りの高い「グルメの国」フランスで、92年の歴史を誇る大手スーパーが韓国風のチキン店を出店させた。フランスで流通企業チェーンに韓国の飲食店がオープンしたのは初めてで、該当企業である「モノプリ」は、出店審査の厳しいプレミアム製品の売場として有名だ。

先月25日(現地時間)、韓国風チキン店「コク(KOC)」が、パリのモノプリ支店の中で最大規模であるモンパルナス支店で開店した。主力商品であるチキンのほか、キンパプや餃子など他の韓国風軽食も味わえる。

コクの出店を推進したモノプリ・モンパルナスのファブリス・ブリセズ支店長は7日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「フランスのクレープ店や国内に10あまりの支店を持つピザ店さえ次々と廃業した路地で、韓国のチキン店が2年間路地商圏を蘇らせるのを見てびっくりした」とし、「綿密に見守ったが、昨年8月に直接出店を提案した」と伝えた。

ブリセズ支店長は、「コクは、他の飲食店が失敗した地域で、顧客が長い列を作るほど人気の高い様子に大きな感銘を受けた」という。もともと有名ブランドも先に出店を申請するものだが、このチキン店は支店長が逆に提案したことも異例のことだ。彼は、「支店長が本社に、飲食店の出店を提案して貫徹された事例も初めてだ」とし、「他の支店長たちも、出店の可能性を問い詰めるために試食に来ている」と伝えた。

コクを立ち上げたキム・シンヒョン代表は、韓国で色々な流通自営業に携わっていたが、フランスに渡って2022年5月に韓国風チキン店「オリーブチキン」を開き、関連事業に飛び込んだ。氏は、「韓国では競争が激しい業種でも、フランスでは新しい領域になりうる事業が多い」と伝えた。


趙은아 achim@donga.com