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米議会、中国牽制構想に国防予算2兆ウォン策定

米議会、中国牽制構想に国防予算2兆ウォン策定

Posted December. 08, 2020 09:02,   

Updated December. 08, 2020 09:02

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米連邦議会が、2021年度の国防予算の大枠を定める国防権限法(NDAA)案に「太平洋抑止イニシアチブ(Pacific Deterrence Initiative)」項目を設け、22億ドル(約2兆3800億ウォン)を割り当てた。事実上、中国を念頭に置いた国防予算を新設し、来年1月のバイデン次期政権の発足後も米国の対中強硬政策が続くことを予告した。

6日(現地時間)、米紙ワシントン・ポストによると、上・下院が提出したNDAA法案の中で、インド太平洋地域に関する部分に太平洋抑止構想の項目が追加された。法案には、国防長官が域内の米軍駐留兵力の現代化および強化案が盛り込まれた計画を立て、インド太平洋司令部と協議し、報告書を2021年2月15日までに議会に提出することが盛り込まれた。法案は、「この構想は、インド太平洋地域における米国の抑止力と国防力、準備態勢を強化し、域内同盟およびパートナー国家を確信させるために優先される活動を遂行するためのもの」と明示した。

 

同法案が施行されれば、米国がインド太平洋での抑止力を高めるために在韓米軍を縮小せず維持する可能性が高い。一方で、米国が韓国に対して反中連合戦線の参加を求める圧力が強まる可能性があるとみられている。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com