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尹大統領「二極化と対立の克服で最重要なのは経済成長」

尹大統領「二極化と対立の克服で最重要なのは経済成長」

Posted May. 14, 2024 08:37,   

Updated May. 14, 2024 08:37

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「5月を『季節の女王』と言うが、多くの国民がまた5月を『本当に大変な月だ』とも言う」

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、龍山(ヨンサン)大統領室で開かれた国民統合委員会第12回全体会議兼第2期の成果報告会で、「(5月は)財布が一番ほっそりする月だ。国民の実際の生活を綿密に調べ、実質的な支援をしなければならない」としたうえで、このように明らかにした。これに合わせて統合委は、「都心の廃校敷地を活用した大学生寮建設」等、実生活の適合型および社会的弱者への配慮政策を発表した。

同日尹大統領は、「二極化と社会的対立を克服し、国民統合を成し遂げる最も重要な基盤は結局成長だ」とし、「蔵に人情があるということわざのように、国民所得が増大し国家財政が豊かであってこそ国民が享受する自由と福祉の水準も画期的に引き上げることができる」と強調した。さらに、「社会的弱者をより一層厚く保護することにも、政策的努力を惜しまない」とし、「政府政策が民生現場で実際にどのように働くのか、予想できない副作用はないのか、政策と現場の不一致と時差はないのかについて綿密に分析しなければならない」と話した。成果報告会には、金ハンギル国民統合委員長をはじめ、イ・ヘソン企画分科委員長など民間委員26人全員が出席した。

金委員長は、「国民の10人中8人が政治的二極化を、最も深刻な対立と感じている」とし、「前回の総選挙の結果は、韓国地図の東西が別の色に明確に分かれるなど、地域主義を克服しなければならない課題を依然として抱えている。経済的二極化もこれ以上無視できない課題だ」と言及した。報告会では、△小規模自営業者向けに特化したインターネット専門銀行の設立、△小規模自営業者向けのテレビでの販路拡大、△都心の廃校敷地を活用した大学生寮の建設、△老年期適合型診療モデルの導入・拡大、△継続雇用の拡大・制度化などが提案された。国民統合委は今年のテーマ語として、「同行」を選び、社会的弱者はもちろん国民皆と共にできる国民統合課題を議論することにした。

尹大統領は、報告会への出席に続き、同日午後、与党「国民の力」の新しい執行部と顔合わせを兼ねた晩餐会を開く。晩餐には、黄祐呂(ファン・ウヨ)非常対策委員長や秋慶鎬(チュ・ギョンホ)院内代表、鄭占植(チョン・ジョムシク)政策委議長、嚴泰永(オム・テヨン)、劉相凡(ユ・サンボム)、金龍泰(キム・ヨンテ)、全珠惠(チョン・ジュへ)非常対策委員などが出席する予定だ。晩餐会では、政府与党間の疎通を通じた民生対応力量の強化をはじめ、野党が要求する様々な特検法とその関連対策も論議される見通しだ。


全主榮 aimhigh@donga.com