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医学部集団留年を防ぐために学期制を学年制に変更、8月開講を検討

医学部集団留年を防ぐために学期制を学年制に変更、8月開講を検討

Posted May. 07, 2024 08:47,   

Updated May. 07, 2024 08:47

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政府は、授業を拒否する医学生たちの集団留年を防ぐため、各大学が休みをなくし、1年分の授業を8月から来年2月までまとめて行う案も検討していることが分かった。これについて、上半期(1~6月)の正常授業は事実上放棄したという解釈が出ている。

6日、教育界によると、教育部は3日、医学部のある全国の大学40校に公文を送り、「10日までに医学生の留年を防ぐための計画を提出してほしい」と要請した。また、公文書で弾力的に学事日程を進めるために、「学期制」を「学年制」に変える案を事例として挙げている。

現在、高等教育法は、3月1日から翌年2月末までを「一学年」と定めている。また、施行令を通じて30週間以上の授業日数を確保しなければならないとなっている。これに対し、多くの大学は学則で1学期を3月から8月まで、2学期を9月から翌年2月までに定め、1学期当たり15週間ずつ授業を行う。

ところが、各医学部が1学期の授業を8月末まで終えるためには、夏休みをなくしても5月中下旬に授業を始めなければならない。しかし、学則を変えて学年制に転換すれば、2月末まで30週間の授業を相次いで行うと想定すれば、授業開始時点を8月初中旬までに先送りすることができる。この場合、授業の3分の1または4分の1以上の欠席時は、留年規定により留年開始時点は8月末となる。

教育部は、集団留年が現実化すれば、来年に新規医師の輩出が不可能になり、医学部の授業を計7500人余りが受けなければならないという点を挙げて、「留年だけは防ぐ」という立場だ。多くの大学もこのような方針に従って開講し、オンライン授業を行っているが、実習授業はオンラインでは不可能だ。また、医学部で教育の質を懸念して「いっそ休学を許容する」という反応が出てくると、政府が学期調整の案を持ち出したものと分析される。


イ・ムンス記者 doorwater@donga.com