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AIフォン「ギャラクシーS24」効果、三星モバイルの業績好調

AIフォン「ギャラクシーS24」効果、三星モバイルの業績好調

Posted May. 01, 2024 08:32,   

Updated May. 01, 2024 08:32

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パソコン・スマートフォンなど情報技術(IT)機器市場の低迷が続く中、三星(サムスン)電子の最初の人工知能(AI)スマートフォン「ギャラクシーS24」シリーズが、第1四半期(1~3月)の業績回復に寄与した。

三星電子は30日、第1四半期(1~3月)の確定業績を発表し、モバイル経験(MX)・ネットワーク事業部は連結基準で、第1四半期に売上が33兆5000億ウォン、営業利益は3兆5000億ウォンをおさめたと明らかにした。前年同期比売上は5%、営業利益は11%減少したが、直前四半期比それぞれ34%と28.5%が伸びた。

第1四半期の三星電子の全体業績において、MX事業部の売上と営業利益はそれぞれ全体の46.5%と53%を占めた。不況トンネルを通ったばかりの半導体(DS)部門の代わりに、全社の業績を支えたことになる。三星電子MX事業部のダニエル・アラウゾ常務は同日、カンファレンスコールで、「第1四半期のスマートフォンとタブレットの出荷台数は、それぞれ6000万台と700万台を記録し、スマートフォンの平均販売単価(ASP)は336ドルだ」と明らかにした。ASPは、前期比約30%伸びた水準だ。

三星電子は、ギャラクシーS24に搭載されたAI機能が高い使用率を示し、販売拡大を牽引したと説明した。ただ、新製品の発売のないオフシーズンである第2四半期(4~6月)は、主要収益源であるスマートフォンの出荷台数の減少と共に平均販売価格の下落は避けられないものと予測される。

下半期(7~12月)は、AI機能を搭載した新製品「ギャラクシーZフォールド・フリップ6」シリーズの発売が予定されている。ウェアラブル分野でも、指輪形態の新しいフォームファクターを備えた「ギャラクシーリング」が期待を集めている。アラウゾ常務は、「ウェアラブルの場合、下半期は新モデル中心の販売拡大を通じて、ギャラクシー生態系の経験を強化していく計画だ」とし、「ギャラクシーリングを通じては、睡眠をはじめとする顧客の全般的な日常健康管理の経験が向上すると期待している」と明らかにした。


郭道英 now@donga.com