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UBSがCS買収、「ブラックマンデー」はひとまず回避

UBSがCS買収、「ブラックマンデー」はひとまず回避

Posted March. 21, 2023 08:24,   

Updated March. 21, 2023 08:24

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「第2のリーマンショック」の懸念を産んだ世界的な投資銀行クレディ・スイス(CS)が、スイス1位の銀行UBSに買収され、グローバル銀行危機の急場はようやく凌げた。米連邦準備制度(FRB)などの主要6ヵ国の中央銀行も、「ドルの流動性供給を強化する」として「支援射撃」に乗り出した。

スイス政府とスイス国立銀行(SNB)は19日(現地時間)、記者会見を開き、「スイス連邦政府と金融監督庁(FINMA)、SNBの支援のおかげで、UBSが今日CSの買収を発表した」と明らかにした。買収総額は30億スイスフラン(約4兆2300億ウォン)で、SNBはUBSに最大1000億スイスフラン(約141兆7000億ウォン)の流動性を提供し、買収を支援した。

今回の発表直後、米国や欧州、英国、スイス、日本、カナダの6か国の中央銀行は同時に声明を出し、「ドルスワップの運用頻度を、『週』単位から『日』の単位に変更することにした」とし、ドル流動性を強化するための共同措置について発表した。2008年のグローバル金融危機当時、ユーロ圏の銀行が米ドルを手にすることが難しく、危機を拡大した状況を考慮した措置だ。

しかし、市場の不安は収まっていない。20日、取引開始直後に2400ポイント台を超えた総合株価指数(コスピ)は、米国の基準金利決定を控えて警戒心が広がり、前取引日より0.69%下落した2379.20で取引を終えた。香港ハンセン指数は3.01%、日本の日経平均株価は1.42%下落した。


趙은아 achim@donga.com