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「ダブルチャンピオン」の現代自モータースポーツ、「次はEVレーシング」

「ダブルチャンピオン」の現代自モータースポーツ、「次はEVレーシング」

Posted February. 06, 2023 08:47,   

Updated February. 06, 2023 08:47

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高性能の「Nブランド」を前面に出して、昨年の内燃機関車のレース大会で「ダブルチャンピオン」になった現代自動車が、電気自動車(EV)大会にも出場の意向を表した。

現代(ヒョンデ)自動車Nブランドマネジメントモータースポーツ事業部のティル・バッテンベルク部長(常務)は1日、ソウル瑞草区良才洞(ソチョグ・ヤンジェドン)の現代自動車の本社で行われた「ワールドツーリングカーカップ(WTCR)・ダブルチャンピオン」記念の記者懇談会で、「Nブランドは、挑戦を止めずに電動化も準備している」とし、「電動化に基づいて持続可能なブランドに跳躍する」と述べた。

2013年にドイツに、「現代モータースポーツ法人(HMSG)」を設立した現代自動車は、昨年のWTCRでピークに達した。ドライバー2人で構成されたチームである「BRC現代Nスクワッドラコルセ」が、現代自動車のサーキットレースカー「エラントラN TCR(韓国国内名はアバンテN TCR)」を前面に出して、ドライバーとチームの2部門で優勝を果たしたのだ。現代自動車が2つの部門で同時にチャンピオンになったのは初めてだ。

WTCRとは、プロレーシングチームがメーカーのレーシングカーを規定に合わせて改造して出場するモータースポーツ大会だ。同大会の優勝は、すなわちメーカーの技術力がトップクラスであることを立証したという意味だ。

ドライバー部門で優勝したミケル・アスコナは、「昨年は、私にとって現代自動車との最初のシーズンだったが、優勝できてとても嬉しい」と述べた。2018年に現代自動車でWTCRで優勝を果たした後、今はチームマネージャーとして働いているガブリエレ・タルクィニは、「エラントラNを見ると、出力が高く速い車だということが確認できるが、これは良い量産車から始まったためだ」と強調した。

現代モータースポーツ法人は、内燃機関での成果に止まらず、EVでも挑戦を続ける計画だ。すでに電気ツーリングカーレース(ETCR)の2022年のシーズンのメーカー部門で、ベロスターN ETCRを前面に押し出し、フォルクスワーゲンの系列会社のセアトの高性能車両クプラに続き、2位につけた。現代自動車は、純EVの高性能モデルであるアイオニック5Nを今年発売する予定だ。

バッテンベルク常務は、「EVは、(ドライバーとしては)なかなか近づけないが、このような挑戦も非常に楽しいと思う」とし、「ETCRも引き続き参加する」と付け加えた。

韓国人ドライバーの育成計画についても明らかにした。現代自動車ドライビングエクスペリエンス・モータースポーツのチャン・ジハ・チーム長は、「韓国人のジュニアドライバーを選抜し、今年から欧州舞台に進出させる準備をしている」とし、「5月から欧州で活動する韓国人選手を見ることができるだろう」と述べた。続いて「フィギュアスケートで、金姸兒(キム・ヨナ)選手に続いて『キッズ』ができたように、そのような環境を作ろうと努力している」と強調した。


ハン・ジェヒ記者 hee@donga.com