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米・日・伊、中国からの入国者の検疫強化

米・日・伊、中国からの入国者の検疫強化

Posted December. 29, 2022 09:17,   

Updated December. 29, 2022 09:17

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米国が中国からの入国者に対する検疫強化を検討していると、米メディアが27日(現地時間)、報じた。中国内の新型コロナウイルス感染者が急増している状況で、中国当局が来月8日から国境を開放すると明らかにしたことを受け、米国内の感染拡大を阻止するために入国を規制するということだ。中国からの旅行者への入国規制強化の方針を明らかにした日本は、北海道、福岡、沖縄など有名な観光地がある主要都市の国際空港への中国発航空機の乗り入れを停止する計画だ。インド、マレーシア、バングラデシュ、イタリア・ロンバルディア州など各国でも、中国からの旅行客に対する検疫が強化される。

米ブルームバーグ通信、ロイター通信によると、バイデン米政権関係者は、「中国の新型コロナウイルス感染拡大に関して透明な資料が公開されていないため国際社会の懸念が高まっている」とし、「米国民を保護するために中国からの入国者に適用する新たな防疫対策を検討している」と話した。同関係者は、具体的な入国審査強化対策は公開していないが、日本、マレーシアなどと同様の措置を考えていると明らかにした。日本は、30日から中国からの入国者全員に新型コロナウイルスの検査を行い、感染者を隔離する。マレーシアは、中国からの入国者が感染しているかどうか追跡・監視を強化すると、ブルームバーグが伝えた。

28日、香港紙明報によると、日本外務省は30日から中国本土、香港、マカオ発の航空機に対して、成田と羽田、関西、名古屋中部の4つの国際空港のみ利用できるようにした。韓国防疫当局は28日、中国から入国した感染者全員に対して、遺伝的変異を解析する「全ゲノムシーケンス」を通じてどのような変異株に感染したのか16日から検査していると明らかにした。中国で発生した新たな変異株が国内に拡散することを遮断するための措置だ。また、中国からの入国者に適用する追加防疫措置を30日に発表する予定だ。


ユン・ワンジュン記者 weappon@donga.com