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「ただの対戦相手」 李康仁、アギーレ監督と“師弟対決”へ

「ただの対戦相手」 李康仁、アギーレ監督と“師弟対決”へ

Posted June. 16, 2026 08:30,   

Updated June. 16, 2026 08:30


報道陣に公開された練習はわずか15分だった。その後は追い立てるようにグラウンドの外へ出された。19日に行われる韓国との2026年北中米ワールドカップ(W杯)1次リーグA組第2戦を前に、メキシコ代表はまるで「秘密基地」のようなベースキャンプを運営していた。

15日、メキシコ市から南へ約30キロ離れた「高性能トレーニングセンター」を訪れた。今大会の共同開催国メキシコがベースキャンプとして使用している施設だ。メキシコ代表は大会を前に約4億メキシコペソ(約360億ウォン)を投じて同施設を改修した。

メキシコ選手たちは、有刺鉄線に囲まれたキャンプ内でミニハードルを使って太ももの筋肉をほぐし、軽いランニングで体を温めた後、すぐに対人プレーや空中戦の練習に取り組んだ。人形型のダミーの間を細かいステップで抜けた選手たちは、コーチ陣が持つ大型のバランスボールに飛び込む練習も行った。その後は3人1組で短いパス交換を繰り返した。上空には練習風景を撮影するドローンも飛んでいた。

彼らが最終調整に力を注ぐのは、19日午前10時開始の韓国戦が事実上の首位決定戦だからだ。韓国とメキシコはともに初戦に勝利し、勝ち点3を獲得した。メキシコは自国がグループ首位で決勝トーナメントに進出する前提で大会日程を組んでいる。韓国に首位の座を譲れば、その後の日程にも影響が出るしかない。

ハビエル・アギーレ監督は報道陣に目もくれず、選手たちの動きを見守っていた。アギーレ氏は2022~2023年にマジョルカ(スペイン)で李康仁(イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン)を指導した経歴がある。

2人の縁はW杯を前に改めて注目を集めた。アギーレ氏は昨年の組み合わせ抽選会で李康仁を「私の息子」と呼び、「尻を蹴飛ばしたくなることもあるが、とても気に入っている」と愛情を込めて冗談を飛ばした。李康仁もメキシコ戦を前に「勝った方が連絡して相手をからかうことになると思う」と話した。「師弟対決」はすでに昨年9月の親善試合で一度実現している。当時の試合は2-2の引き分けに終わり、決着はつかなかった。メキシコ代表は17日、第2戦が行われるグアダラハラへ移動する。

前日に休養を取った韓国代表は、この日からメキシコ戦に向けた調整を始めた。選手たちは明るい雰囲気の中でロンドなどを行い、軽く体を動かした。GK陣はゴール前にポールや障害物を設置し、視界が制限された状況で飛んでくるシュートを防ぐ練習に集中した。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は同日、別途の戦術練習は行わなかった。MF裵峻浩(ペ・ジュノ、ストーク・シティ)やDF金太鉉(キム・テヒョン、鹿島アントラーズ)ら、足首を痛めている選手たちは個別メニューを消化した。宋準燮(ソン・ジュンソプ)代表チーム首席主治医は「金太鉉は早ければメキシコ戦から出場できるだろう」と話した。


メキシコシティ=ハン・ジョンホ記者 サポパン=キム・ベジュン記者 hjh@donga.com