
京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)が、グローバルアイコンBTS(防弾少年団)のワールドツアー「アリラン」の初公演を控え、市全体を象徴色である紫に染めて来訪者の受け入れに乗り出した。市は今回の公演を契機に「滞在型公演都市」としてのブランドを強化し、大規模な観覧客の流入による経済効果を地域全体に波及させる構想だ。
●セブンティーン公演時、滞在人口17.2%増
高陽市は、高陽総合運動場で9日と11日、12日の3日間にわたり開かれるコンサートに、国内外から約12万人が訪れると見込んでいる。
高陽都市管理公社は競技場の外壁に紫色の横断幕を掲げ、「BTSワールドツアーを歓迎します」との文言で雰囲気を盛り上げた。バス停シェルターにはファンクラブが制作したメンバーのフォト広告が掲出された。一山(イルサン)湖水公園では4日から毎日午後7時30分、「BTSワールドツアー記念音楽噴水ショー」も運営する。市の関係者は「兵役を終えたメンバーが完全体で臨む初のワールドツアーであり、リーダーRMの故郷で開かれる公演という象徴性も重なり、熱気はこれまでにないほど高い」と話した。
高陽市は、公演の観覧が単なる訪問にとどまらず、地域での滞在や消費につながるよう「高陽コントリップ(Con-Trip)」プログラムを稼働させる。高陽観光情報センターの大型壁画を起点に、一山湖水公園の散策、バムリダンギルでのグルメ探訪、ラフェスタ・ウェスタンドーム商店街の訪問へと続く動線を構成した。市関係者は「昨年、Kポップグループのワールドツアー公演が開かれた際には、大化(テファ)駅周辺のカード売上が通常の週末と比べて58.1%増加し、訪問滞在人口も17.2%増えた」と説明する。そのうえで「今回も公演の効果が地域の路地商圏まで広がることを期待している」と話した。
また6日から15日までを「地域経済活性化ビッグセール週間」と定め、130余りの小規模事業者とともに割引イベントや記念品進呈企画を行う。コーヒーショップを営むキム・ソンヒョン氏は「大規模公演が開かれると売上が30%以上伸びることが多い」とし、「今回はBTS公演ということでスタッフの追加採用まで準備している」と話した。
●事故ゼロの「無欠点公演」目標
高陽市はG-DRAGON、コールドプレイ、ブラックピンクなどグローバルアーティストの公演26回を誘致してきた経験を踏まえ、今回のイベントを一件の事故もない「無欠点公演」として実施する方針だ。
市は区庁や傘下機関、警察・消防、鉄道機関、公演主催側が参加する行政支援計画を策定し、約920人の安全要員を投入して人流管理と秩序維持に当たる。観覧客の集中を分散させるため、グッズ販売空間は会場である高陽総合運動場ではなく、キンテックス第2展示場に別途設けた。
公演終了後に混雑が予想される地下鉄3号線・大化駅には安全要員を重点配置し、近隣の注葉(チュヨブ)駅へ乗客の分散を誘導する。首都圏広域急行鉄道(GTX)-Aキンテックス駅と競技場の間には循環バスを7~10分間隔で運行し、交通利便性を高める。
イベント期間中は24時間の総合状況室を運営して苦情対応を強化し、宿泊施設に対する事前の衛生・安全点検も実施する。李東奐(イ・ドンファン)高陽市長は「綿密な安全対策と多様な歓迎プログラムを通じ、来訪者に最高の公演体験を提供する」と述べた。
イ・ギョンジン記者 lkj@donga.com






