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月着陸船の中核エンジン、ハンファ・エアロが開発へ

月着陸船の中核エンジン、ハンファ・エアロが開発へ

Posted December. 30, 2025 09:57,   

Updated December. 30, 2025 09:57


ハンファ・エアロスペースが、韓国航空宇宙研究院(航宇研)とともに、2032年の打ち上げを予定する月着陸船の推進システムを開発する。先月、ヌリ号プロジェクトを総括したのに続き、宇宙産業への取り組みを一段と加速させる。

ハンファ・エアロは29日、24日に航宇研から「月着陸船推進システム構成品の開発および組立・試験」契約を受注したと明らかにした。契約額は1033億ウォン。今回の事業は、32年に無人月着陸船を打ち上げるという宇宙航空庁の計画の一環だ。

次世代打ち上げ機に搭載される月着陸船は、大気のない月面でエンジン噴射を精密に制御して減速し、着陸する必要がある。この「ブレーキ」の役割を担うのが推進システムの着陸用エンジンであり、宇宙空間で姿勢を変える際に用いられる小型エンジンが「姿勢制御スラスタ」だ。ハンファ・エアロは着陸用エンジンと姿勢制御スラスタの製作・試験を、航宇研は月着陸船推進システムの設計を担う。


チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com