
今後、ソウルの漢江(ハンガン)公園で、巡回や清掃、案内業務を担う自律走行ロボットが導入される見通しだ。ソウル市は28日、来年上半期(1~6月)に「ソウル特別市・漢江公園の保全および利用に関する基本条例」を改正し、公園内での自律走行ロボットの通行を認める根拠条項を新設すると明らかにした。漢江公園は、生態環境の保全と市民の安全確保を目的に、これまで別途条例で管理されてきたため、ロボット通行を可能にするには条例改正が必要だった。
改正案には、自律走行ロボットと歩行者、自転車利用者との衝突リスクを抑えるため、走行を許可する区域や時間帯、速度制限、ロボットの重量など具体的な安全基準が盛り込まれる予定だ。営利目的のロボット営業行為については、市民の安全や公園秩序への影響を考慮し、中長期的な検討課題として残した。ソウル市は、自律走行ロボットを公園管理に活用することで、巡回や環境管理の効率が高まり、市民の安全確保や利便性向上にも寄与するとみている。
ソン・ジンホ記者 jino@donga.com






