Go to contents

韓国人の労働時間、過去10年で2割減 家族・友人との時間は2~3倍に

韓国人の労働時間、過去10年で2割減 家族・友人との時間は2~3倍に

Posted December. 29, 2025 09:49,   

Updated December. 29, 2025 09:49


過去10年間で、平日の労働時間は約2割減少した一方、家族や友人との交流時間は2~3倍に増えたことが分かった。平日に比べて週末のレジャー・交流時間が大きく増え、睡眠時間も週末は平日より平均20~40分長かった。

韓国労働研究院が、昨年実施した「韓国労働パネル調査」(5894世帯・世帯員1万1935人が回答)の結果を分析し、28日に公表した「韓国の世帯と個人の経済活動」の報告書によると、過去10年間で労働時間の減少と、レジャーおよび交際活動の拡大が顕著に見られた。

労働(主な就業活動)時間は全体として減少し、特に平日の労働時間は320.2分(5.3時間)から257.5分(4.3時間)へと、約1時間(約20%)短縮した。研究チームは、労働時間短縮政策の定着、週休二日制の普遍化、社会全体での「ワーク・ライフ・バランス」意識の広がりが複合的に働いた結果だと分析している。

周囲の人との交流時間は、平日基準で35分から102.2分、日曜日では79.1分から167.1分へと大幅に増加した。特に家族や親族との交流時間の伸びが目立つ。コロナ禍後、家族中心のライフスタイルが強まった影響があるとみられる。子育てや家事に費やす時間はこの10年で大きな変化はなく、女性は家事・育児、男性は就業活動に多くの時間を割く傾向が続いている。

睡眠、労働、レジャー活動には平日と週末の差が明確だった。平日は就業や通勤を含む仕事関連活動が1日の多く(約4.85時間)を占める一方、週末はその割合が急減し、レジャー・交流活動が増えた。特に日曜日のレジャー時間は333.7分(約5.6時間)と、平日の約1.4倍に拡大し、平日に制約されたレジャーを週末に補う生活パターンが示された。睡眠時間は週末が平日より平均20~40分長かった。