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国内初、SKテレコムが5000億パラメーターの超巨大AIモデル開発

国内初、SKテレコムが5000億パラメーターの超巨大AIモデル開発

Posted December. 29, 2025 09:46,   

Updated December. 29, 2025 09:46


政府による「独自AI(人工知能)ファウンデーションモデル」の第1次発表会を30日に控える中、SKテレコムは28日、国内で初めて5000億パラメーター(媒介変数)規模の超巨大AIモデルを開発したと発表した。

SKテレコム・コンソーシアムが開発した「A.X K1」モデルは、計5190億個のパラメーターで構成されている。ただし、利用者の要求に基づいて推論を行う際には、約330億個のパラメーターのみが活性化する仕組みだ。超巨大規模で学習させつつ、必要に応じて軽量に動作できるよう設計された。パラメーターとは、AIモデルが学習を通じて表現できる情報の複雑さを示す指標で、規模が大きいほど複雑なパターンを学習できる潜在力が高い。

英語中心で学習する他のAIモデルと異なり、最初から韓国語で学習するよう設計された点も「A.X K1」の特徴だ。こうした韓国語特化の能力により、韓国の文化や経済、歴史を理解した利用者向けサービスの構築に適しているとしている。SKテレコム・コンソーシアムは、「A.X K1」を国内AIエコシステムの多様な企業にオープンソースとして公開する計画だ。モデル開発に用いた学習データの一部も、公共・民間プラットフォームで公開する方針としている。

一方、SKテレコムを含む「国家代表AI」に選ばれた5つのコンソーシアムは、30日にソウル市江南(カンナム)区のコエックスで開かれる「独自AIファウンデーションモデル」の第1次発表会に参加する。独自AIファウンデーションモデルの構築は、「AI3大強国」への飛躍を掲げる李在明(イ・ジェミョン)大統領の主要公約「皆のAI」を支える事業だ。国家代表AIに選定されたコンソーシアムは、ネイバークラウド、アップステージ、SKテレコム、NC AI、LG AI研究院の5チームとなっている。


チャン・ウンジ記者 jej@donga.com