Go to contents

超微小粒子状物質、心臓に悪影響 2861人が超過死亡

超微小粒子状物質、心臓に悪影響 2861人が超過死亡

Posted November. 28, 2025 09:35,   

Updated November. 28, 2025 09:35


超微小粒子状物質(PM2.5)が狭心症や心筋梗塞など心疾患の死亡者を増やす可能性があるとの研究結果が明らかになった。PM2.5は直径2.5μm(ミクロン)以下の粒子で、1μmは1mの100万分の1。

洪潤哲(ホン・ユンチョル)ソウル大医学部教授研究チームが国際学術誌「BMC公衆衛生」最新号に掲載した論文によると、2016~2020年のソウルのPM2.5の年間平均濃度は1立方m当たり23.5μg(マイクログラム、1μg=1gの100万分の1)で、環境部基準値(1立方m当たり15μg)を上回っていた。同期間、虚血性心疾患で死亡した25歳以上は1万971人だった。

研究チームは、PM2.5にさらされることによる虚血性心疾患の超過死亡者は、5年間で2861人と推定された。超過死亡とは、一定期間に疾病などによって通常水準より多く発生した死亡を指す。人口10万人当たりの超過死亡率は、25歳以上で38.6人、45歳以上で56.2人、65歳以上で139.8人と、高齢になるほど大気汚染に脆弱であることが示された。

研究チームは「PM2.5を大気質基準値である1立方m当たり15μgまで下げれば、5年間で25歳以上の虚血性心疾患死亡者を837人減らせると推定される」とし、「超高齢社会では、いち早い大気質の改善が公衆衛生により大きな利益をもたらす」と話した。


パン・ソンウン記者 bbang@donga.com