
大邱(テグ)市に住む40代のチェ氏は、今年1~10月の間に計1297回の外来診療を受けた。1日平均4.3カ所の医療機関を回り、いわゆる「医療ショッピング」をした格好だ。1日に整形外科、脳神経外科、内科、漢方クリニックなど8カ所で診療を受ける日もあった。ほとんどが関節痛や片頭痛を訴え、理学療法や注射、鍼治療を受けた。
チェ氏の外来診療費総額2579万ウォンのうち、国民健康保険公団が負担した健康保険支出額は1177万ウォンだった。チェ氏は昨年にも2041回外来診療を受け、診療費3834万ウォンを支払った。このうち健康保険が支援した金額は2577万ウォンだった。
9日、保健福祉部(福祉部)によると、今年1~9月に365回以上の外来診療を受け、本人負担差等制の適用対象となった健康保険加入者は102人だった。昨年7月、不適切な医療利用を防ぐために本人負担差等制が施行され、年間外来診療回数が365回を超えると、超過診療に対する本人負担率を90%に引き上げた。児童、妊婦、重症疾患、希少・難治性疾患、重度障害者などは対象外となる。昨年7~12月には53人が差等制の適用を受けた。
医療現場では過度な医療利用を抑えるため、差等制適用基準を強化すべきだとの声が出ている。昨年、外来診療が200回超の患者は6万1603人で、健康保険財政が負担した診療費は約5624億ウォンに達した。基準を150回超に広げれば対象患者は20万300人、健康保険公団の負担額は約2兆3415億ウォンにまで増える。
高麗(コリョ)大学予防医学教室のチョン・ジェフン教授は「健康保険の財政を持続可能にするには、不要な医療利用の制限は避けられない」とし、「段階的に本人負担の差等基準を強化すべきだ」と述べた。福祉部は差等制適用基準を「年200~300回超」へと段階的に強化する案を検討している。
朴星民 min@donga.com






