
祖国革新党が、曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(最高裁長官)に対する弾劾訴追案を17日に公開した。ただし、弾劾案の提出には議員100人以上の同意が必要なため、与党「共に民主党」の協力を待つ方針だ。
革新党の曺国(チョ・グク)非常対策委員長は同日の会議で、「大法院が内乱延長勢力と結託した事実について、必ず真相を明らかにし、それ相応の責任を問う」とし、「最終手段である弾劾案を公開し、改革野党とともに『司法改革連帯』を推進する」と話した。
主な弾劾理由は、李在明(イ・ジェミョン)大統領が関与した公職選挙法違反事件の上告審での破棄差戻決定が権利侵害や義務違反にあたるとされた点などだ。具体的には、△公正な裁判を受ける権利の重大な侵害、△政治的中立義務の違反と選挙への意図的介入、△民主主義、政治的表現の自由、自由な選挙運動の権利侵害などが挙げられる。
ただし、同党は民主党の協力がなければ曺大法院長の弾劾案を提出することができない。裁判官の弾劾案は、国会在籍議員の3分の1(100人)以上の同意を得て提出することが可能だ。革新党の議席数は12席。革新党のパク・ビョンオン報道担当は、「弾劾案の公開は、大法院長の辞任を促す意味が大きい」と説明した。
民主党は現在、曺大法院長の弾劾には慎重な姿勢を示しており、民主党の朴洙賢(パク・スヒョン)首席報道担当は同日、「国政調査や弾劾などは、まだ検討していない」と述べた。
チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com






