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プラスチック製CDの代わりにNFCカードキーリングに音楽を盛り込む

プラスチック製CDの代わりにNFCカードキーリングに音楽を盛り込む

Posted August. 05, 2025 08:59,   

Updated August. 05, 2025 08:59


環境を考慮したポップアップサイクリングへの関心が高まっている中、最近、韓国国内の歌謡界では、「エコアルバム」が大半を占めている。環境を考慮する政策を主要経営方針として公式化するKポップ企業が登場するなど、変化が現れている。

アイドルボーイグループ「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」が先月発売したアルバムパッケージ「星の章:TOGETHER」は、大きさが横10センチ、縦10センチ、厚さ3センチに過ぎない。CDの代わりにNFC(近距離無線通信)のカードキーリングを同封し、一般的なCDの直径(12センチ)よりも小さい。このように実物のCDが外されれば、アルバムから捨てられるゴミの総量も減る。

アルバムの構成品自体を環境にやさしい素材にしたりもする。今月22日に発売予定の「ストレイキッズ」の4回目のレギュラーアルバムのパッケージは、炭素排出量が一般プラスチックより30%ほど少ない新素材で作られるという。

Kポップのこのような変化は、歌謡界全体に広がる傾向にある。歌手の林英雄(イム・ヨンウン)は先月29日、「今月公開する2回目のレギュラーアルバムから、プラスチック製のCDを外すことにした」と明らかにした。アルバムは、写真とメッセージ、参加者リスト程度で簡単に構成されている。アイドルでない歌手としては、異例の試みだ。エコアルバムに、CDの代わりに主に提供される音源鑑賞用NFCグッズもない。所属事務所側は、「ファンの真心と応援が負担にならないことを願い、環境的問題まで考慮した」と付け加えた。

環境にやさしいアルバムを政策方針として制度化したところもある。YGエンターテインメントは、6月に発刊した持続可能経営(ESG)報告書に、「環境にやさしいアルバムロードマップ」を明示した。「アルバムの製作サプライチェーンの全般にわたって炭素排出量を測定し、リサイクル素材を活用して、中長期的には流通網内に環境にやさしい運送手段を導入するだろう」という計画が盛り込まれている。

ただ、まだまだ先は遠い。関連企業が今年発刊した報告書によると、昨年、温室効果ガスの直接・間接的排出量は、ハイブ(14%)やSM(15%)、JYP(8%)などは、前年より全て増えた。


イ・ジユン記者 leemail@donga.com