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三星ギャラクシーZフォールド・フリップ7、事前販売が過去最高の104万台

三星ギャラクシーZフォールド・フリップ7、事前販売が過去最高の104万台

Posted July. 23, 2025 09:40,   

Updated July. 23, 2025 09:40


三星(サムスン)電子の新型フォルダブル(折りたたみ)フォン「ギャラクシーZフォールド7・Zフリップ7」が、15~21日までの事前販売期間に計104万台の販売台数を記録した。これは2年前に発売されたフォールド5・フリップ5の事前販売台数(102万台)を上回り、フォルダブルフォンとしては過去最大の事前販売台数となった。前作であるフォールド6・フリップ6の事前販売台数は91万台だった。

事前販売でフォールドの割合が、全体の60%でフリップ(40%)を上回ったことも注目される。フォールドの販売台数がフリップの販売台数を上回ったのは、2019年以来のこと。前モデルではフリップモデルの割合が60%以上を占めていた。業界では、フォールド7の折りたたみ時の厚みは8.9mm、重量は215gと、薄型化・軽量化を実現したというハードウェア面での革新、便利なギャラクシー人工知能(AI)などが消費者の心を掴んだと見ている。

また、ギャラクシーZフォールド7は開閉テストを「50万回」行ってもパネルが正常に機能するほど耐久性が向上したという評価も出ている。三星ディスプレイは22日、自社の新型フォルダブルパネルが世界的認証機関であるビューローベリタスによる「50万回開閉テスト」に合格したと発表した。ビューローベリタスは「テストは25度の常温で13日間実施され、50万回開閉を繰り返してもすべてのパネルが正常に機能した」と発表した。三星電子は、試験基準を20万回から50万回に引き上げたにもかかわらず、テストに合格したと強調した。

50万回は、1日に平均100回ほどの開閉を行う一般ユーザーであれば10年以上、1日200回以上開閉するヘビーユーザーであっても6年以上使用できる回数だ。三星ディスプレイの関係者は「フォルダブルパネルの耐久性が、もうフォルダブルスマートフォンの寿命にとって問題にならないことを示す結果だ」と説明した。三星電子は有機発光ダイオード(OLED)に衝撃を分散させる防弾ガラスの原理を活用し、内部の各層に既存製品の約4倍の復元力を持つ特殊粘着剤を適用することで弾性を高め、衝撃吸収率を向上させた。


イ・ミンア記者 omg@donga.com