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金建希氏疑惑浮上した頃に…「北朝鮮にドローンを少なくとも5回飛ばした」

金建希氏疑惑浮上した頃に…「北朝鮮にドローンを少なくとも5回飛ばした」

Posted July. 11, 2025 08:40,   

Updated July. 11, 2025 08:40


特検が最近、現役の将校から「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が昨年10月から11月の間に北朝鮮に無人機(ドローン)を少なくとも5回以上飛ばしたと聞いている」という証言を確保したことが分かった。尹錫悦前大統領の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏に関連する様々な疑惑が浮上していた時期だったため、特検は尹氏が世間の関心をそらす目的で「北風工作」を企てた可能性に注目している。

10日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、尹氏の内乱および外患疑惑を捜査している内乱特検チーム(趙垠奭・特別検察官)は最近、現役将校A氏を参考人として呼び出し、昨年平壌(ピョンヤン)にドローンを飛ばしたという疑惑について「ドローンを(2ヵ月間に)5回も飛ばすのは異例のことであり、キム・ヨンデ・ドローン作戦司令官(当時)が『V(尹前大統領)の指示』だと言っていたと聞いた」という証言を確保した。

特検チームは、韓国軍が平壌にドローンを集中的に飛ばしたという疑惑が浮上した昨年10月頃、金氏をめぐる様々な疑惑が提起されていたことに注目している。検察は昨年9月30日、金氏の公認介入疑惑に関与したミョン・テギュン氏らの自宅を家宅捜索し、強制捜査に着手した。ほぼ同時期、韓東勲(ハン・ドンフン)「国民の力」代表(当時)は、「お前たちがうまく企画して(韓東勲を)叩けば金氏が喜ぶだろう」と発言した疑惑が浮上したキム・デナム元大統領室上級行政官に対して党としての調査を指示した。

尹氏が昨年10月2日、「金建希特検法」などに対して再議要求権(拒否権)を行使し、「共に民主党」が新たな特検法を発議して対立していた状況だった。尹氏が北朝鮮関連の問題で関心をそらそうとした可能性を排除できないというのが特検の見方だ。特検チームは「北朝鮮がドローンに関連して強く対応するという立場を示すと、Vと金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官(当時)が非常に喜んでいたと聞いた」とし、「キム司令官がもう一度飛ばすべきか負担を感じていたと聞いた」という証言も確保したという。

特検チームは、逮捕・収監された尹氏を11日に呼び出して取り調べる計画だ。前日、尹氏は裁判所の逮捕取消決定により釈放されてから124日ぶりに再び逮捕された。一方、海兵隊のチェ上兵の殉職および捜査圧力疑惑を捜査しているチェ上兵特検チーム(李明鉉・特別検察官)は10日、李鐘燮(イ・ジョンソプ)元国防部長官とイ・シウォン元大統領公職機関秘書官、イム・ギフン元大統領国防秘書官らの自宅や国防部の事務所など計10ヵ所以上に対して家宅捜索を行った。李元長官とイ元秘書官は職権乱用容疑の被疑者として家宅捜索令状に記載されたという。


チェ・ミソン記者 コ・ドイェ記者 cms@donga.com