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124日ぶりに再拘束された尹氏、3.7坪の独房に収容…扇風機も勝手につけられず床で就寝

124日ぶりに再拘束された尹氏、3.7坪の独房に収容…扇風機も勝手につけられず床で就寝

Posted July. 11, 2025 08:42,   

Updated July. 11, 2025 08:42


3月8日の裁判所の拘束取り消しの決定から124日ぶりに再び拘束された尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が10日、ソウル拘置所に再入所した。

尹氏は前日、ソウル中央地裁で6時間43分にわたって拘束前の被疑者尋問を受けた後、京畿道儀旺市(キョンギド・ウィワンシ)のソウル拘置所に移動して待機した。その後、10日午前2時7分に逮捕状が出され、収容棟の約10平方メートル(約3坪)の独房に収容された。

尹氏が滞在する独房には、エアコンと冷蔵庫がない。扇風機はあるが、収容者が操作するのは不可能で、自動的に50分間オンになった後、10分間オフになる方式で作動する。部屋の中には、物置と折りたたみ式の食卓、テレビ、流し台などがある。就寝は床に布団を敷いてしなければならない。尹氏に対し、昼食はテンジャンチゲと茶碗蒸し、きゅうり入り玉ねぎの和え物、夕食は豆もやしスープとコチュジャンプルゴギ、唐辛子、サムジャンなどが提供された。ソウル拘置所の一般収容者と同じメニューだ。

令状発給と同時に、尹氏に提供されていた大統領警護処の警護も中断された。前職大統領法によれば、前職大統領と配偶者には必要な期間警護・警備を提供できるが、拘束が執行され矯正当局に身柄が引き渡されれば、該当礼遇をする必要がなくなる。

尹氏は、ソウル中央地裁刑事合議25部(池貴淵部長判事)の審理で開かれる内乱首魁容疑の裁判に初めて出頭しなかった。尹氏は同日、「健康上の理由」を挙げ不出頭理由書を提出した。尹氏側の弁護人は、「拘束されてから8時間も経っていない状況なのに、朝の裁判に出頭しろと言われており、もしファックスや電話で通知したとしても適法な召還なのか疑問だ」とし、「被告人が出頭したくてもできない状況だ」と主張した。

一方、特検側は、「このような事態が再び発生しないよう、裁判所で再発防止を要求し、以後も被告人が欠席すれば、令状発給など具体策を考慮してほしい」と要求した。裁判所は同日、被告人の尹氏が欠席したことで、コ・ドンヒ前計画処長(大佐)らに対する証人尋問を先に行い、今後、証言内容を尹氏に確認させる予定だ。


ソン・ジュンヨン記者 ヨ・グンホ記者 hand@donga.com