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青少年自殺の危険信号··· [社説]「心理解剖」で明らかにすべきだ

青少年自殺の危険信号··· [社説]「心理解剖」で明らかにすべきだ

Posted July. 07, 2025 08:55,   

Updated July. 07, 2025 08:55


36人の子供のうち25人は、平均以上だった。18人は学校生活に満足していた。16人は、学校のクラブにも加入していた。子供たちの短い人生をのぞき込んだ研究チームはこのように書いた。「多くの場合、表向きには問題がなさそうだった。しかし、心の中では大きな苦痛を経験していた」。

その子供たちは自殺青少年だ。昨年、翰林(ハンリム)大学医学部精神健康医学教室のホン・ヒョンジュ教授チームは、2015年から2021年の間に自ら命を絶った小・中・高校生のうち36人を心理学的解剖で調査し、その結果を論文として発表した。心理学的解剖とは、遺族の供述と故人の記録をもとに自殺の原因を推定するやり方だ。

ところが、教育部の一時的な予算で行った研究は、青少年の死者を対象にした韓国国内では最初で最後の心理学的解剖だった。保健福祉部が2015年から正式に実施する心理学的解剖は、19歳以上の成人に限られているからだ。

研究結果には、これまで統計では明らかにならなかった青少年自殺の断面が盛り込まれている。死亡した36人のうち29人は生前、言葉や行動で「危険信号」を送っていたという。突然口数が減って部屋に一人でいる時間が長くなったり、「私、いなくなりたい」のような言葉を冗談のように吐き出したのだ。先月21日、釜山市海雲台区(プサンシ・ヘウンデグ)で一緒に死亡した状態で発見された女子高生3人も同様だった。現場には、学業ストレスと進路負担を訴える遺書があったという。

36人のうち35人が精神疾患と診断されたことがあるが、定期的に薬物治療を受けた事例はたった3人だけだった。これは精神疾患に対する烙印を減らし、専門家の助けを当然に感じられる文化が切実だということを確認させてくれる。2022年の国立精神健康センターの実態調査によると、全体青少年の18%が憂鬱不安のような精神疾患を経験するが、精神健康サービスを一度でも利用した割合は5.6%に過ぎない。

青少年の自殺を成人と違う方法でアプローチする必要があるということも、研究で確認される。「初試み」が致命的な結果を生むことが多いためだ。成人自殺死者の41.1%は、過去に自殺を試みたことがあったが、心理学的解剖によると、青少年はその割合が13.9%に過ぎなかった。「救急救命室基盤の自殺未遂者事後管理」のような既存の自殺予防政策だけでは、青少年自殺を防ぐのに十分ではないという意味だ。

青少年の自殺の深刻さは、いくつかの数値を見ても明らかだ。2023年の1年間、370人の10代の青少年が自ら命を絶った。人口10万人当たりの自殺死亡率としては、統計を取り始めて(1983年)以来最も高かった。2011年以降、10代の死亡原因の不動の1位が自殺だ。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は先月5日、就任後初の閣議で「韓国の自殺率がなぜこんなに高いのか」とし、関連対策の準備を指示した。青少年の自殺に対して実効性のある対策を打ち出すためには、原因を正確に把握することが出発点にならなければならない。その始まりは、心理学的解剖を定例化し、拡大することだ。