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建設業の不況で17市道のうち10市道がマイナス成長

建設業の不況で17市道のうち10市道がマイナス成長

Posted June. 27, 2025 09:28,   

Updated June. 27, 2025 09:28


建設業の不況が長引き、今年第1四半期(1~3月)に17市道のうち10市道がマイナス成長をしたことが分かった。すべての市道で建設景気が1年前より後退し、大邱(テグ)と全羅南道(チョルラナムド)などでは建設業の生産が20%以上マイナス成長した。

26日、統計庁が発表した実質地域内総生産(GRDP)によると、今年第1四半期の地域内生産は1年前より0.1%増に止まった。コロナ禍だった2020年第4四半期(10~12月・-0.4%)以降最も低い成長率で、各地域で工場が稼働し、商店街に人が集まる度合いがそれだけ減ったことを意味する。昨年第1四半期の地域内生産は3.5%増えたが、これと比べても成長傾向が大きく減速した。

市道別に見ると、大邱の地域経済が最も大幅(-3.9%)に縮小し、世宗(セジョン、-1.5%)、江原(カンウォン、-1.2%)、済州(チェジュ、-1.0%)などもマイナス成長を記録した。17市道のうち、成長率が1年前より後退したのは10市道に達した。ソウルの第1四半期の成長率は1.0%で、1年前(0.9%)より小幅上昇した。

建設業の不況により、地域経済が直撃を受けているものと分析される。第1四半期の地元建設業の生産は、1年前より12.4%減少した。第1四半期基準では、関連統計を取り始めた2015年以降、最も大きな減少幅となっている。地域別に見ても、17市道の建設景気が相次いでマイナス成長を示している。全羅南道(チョルラナムド、-24.0%)、大邱(テグ、-24.3%)の建設景気は20%以上下がり、世宗(-19.4%)と光州(クァンジュ、-18.5%)でも二桁台のマイナス成長を記録した。

内需低迷により家計が財布の紐を締めていることから、地域のサービス業の生産は0.6%増に止まった。特に、生活密接業種である卸売小売、宿泊・飲食店の生産の場合、ほとんどの地域で下り坂を歩み、前年よりそれぞれ2.2%と3.9%減少した。米国発関税戦争の影響で輸出環境が悪化し、地域鉱業・製造業の生産も増加傾向(0.4%)が減速した。統計庁の関係者は、「建設業の低迷が続く中、製造業とサービス業の成長も鈍化し、全体的な市道で成長率が鈍化した」と説明した。


世宗市=ソン・ヘミ記者 1am@donga.com