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掃除と台所の仕事もてきぱき、進化したテスラの「人型ロボット」

掃除と台所の仕事もてきぱき、進化したテスラの「人型ロボット」

Posted May. 24, 2025 09:48,   

Updated May. 24, 2025 09:48


テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が21日(現地時間)、Xにテスラが開発している人型ロボット「オプティマス」の最新映像を公開した。今回の映像で、オプティマスは安定的に家事をこなす姿を披露した。

同日マスク氏が公開した映像によると、オプティマスはゴミ袋を捨てること、ほうきで机のホコリを拭くこと、掃除機の作動やカーテンの開け閉めのような「掃除作業」を行った。手と腕の動きと歩きに止まっていた過去より、はるかに発展した様子を見せたのだ。

掃除だけでなく、台所の仕事も披露した。ガスレンジの前でヘラで鍋の中の食べ物をかき混ぜること、電子レンジのボタンを押すこと、棚を開けること、指に力を入れてキッチンタオルを切り離すことのような姿を披露した。映像からは、このすべての作業が人が遂行するように自然に行われた。

マスク氏はこの映像を掲載しながら、「私は一日中、ダンスのみするのではない」と明らかにした。これに先立って、マスク氏は今月13日、オプティマスがダンスをするような動作を遂行する映像を掲載したことがある。マスク氏はまた、オプティマスの映像に、「史上最高の製品」という書き込みも掲載した。

テスラのオプティマス担当エンジニアであるミラン・コバックは、Xに「私たちの目標の一つは、インターネットに上がってきた人間の作業映像からオプティマスが直接学習できるようにすることだ」とし、「現在、人間動画から学習した内容をロボットに直接移すことができるようになった」と明らかにした。オプティマスが動画を見ながら学習する機能を開発した、という意味と解説される。また、オプティマスの学習能率がさらに上がったという意味にも解釈される。

現在、電気自動車を主力製品として打ち出しているテスラは、今後オプティマスを中心に人型ロボットの開発や販売にさらに集中するものと見られる。マスク氏は20日、米経済メディアのCNBCとのインタビューで、「長期的に本当に重要なのは、自動運転とオプティマスだけだ」とし、「この2つが、未来に会社の財政的成功を圧倒的に左右するコア要素だ」と明らかにした。

マスク氏は先月22日、テスラの業績発表の際、オプティマスと関連して、「今年末に数千台を作り始め、4年以内に年間100万台の生産に達することができるだろう」と明らかにした。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com