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憲法裁、24日に韓首相の「弾劾審判」宣告 尹大統領より先に宣告

憲法裁、24日に韓首相の「弾劾審判」宣告 尹大統領より先に宣告

Posted March. 21, 2025 08:31,   

Updated March. 21, 2025 08:31

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憲法裁判所は20日、韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する弾劾審判の宣告を24日に行うと発表した。国会が弾劾訴追案を可決してから87日が経った。

憲法裁は同日午後、「韓悳洙首相弾劾事件に対する宣告が24日午前10時に行われる予定」と明らかにした。国会は昨年12月27日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「12・3非常戒厳」を幇助し、憲法裁判官の任命を拒否したという理由で、韓氏に対する弾劾訴追案を議決した。韓氏は昨年12月14日、大統領弾劾訴追案議決に伴い、大統領の権限を代行してきた。憲法裁は先月19日、韓氏事件に対する弁論を1回開き、終結した。

憲法裁が韓氏に対する弾劾審判宣告期日を発表したことで、尹大統領に対する弾劾審判宣告は韓氏の宣告後に行われる見通しだ。当初、法曹界では、韓氏に対する訴追事由に内乱幇助・加担などが含まれており、尹大統領と一部重複することから、尹大統領と韓氏の事件を同じ日に宣告する可能性があると見ていた。

最大野党「共に民主党」は、「韓氏の宣告期日が尹大統領より先に決まったことに強い遺憾を表明する」と反発した。一方、与党「国民の力」は、「不安定な状況を長引かせてはならない」とし、憲法裁の発表を歓迎した。

一方、民主党はこれに先立ち、大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官が、馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補を任命しないことを受け、弾劾手続きを開始することを決めた。尹政権下で30回目の弾劾の試みとなる。

同党の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は同日、「崔氏に『19日までに馬氏を任命せよ』と最後通告したが、崔氏は任命しなかった」とし、「弾劾手続きを開始する」と明らかにした。前日開かれた深夜の議員総会で、崔氏を直ちに弾劾すべきだという意見と、「連続弾劾」の逆風も考慮して保留すべきだという意見に分かれたが、最終決定権を委任された指導部が弾劾を公式化したのだ。ただし、具体的な発議の日時は明示しなかった。

しかし、憲法裁が韓氏の弾劾を棄却または却下すれば、韓氏が復帰して大統領の権限を代行するため、同党の崔氏弾劾の正当性が弱まると指摘されている。


アン・ギュヨン記者 キム・ジャヒョン記者 kyu0@donga.com