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「与党が国より党重視の最悪の決定」  米誌など尹大統領弾劾不成立を批判

「与党が国より党重視の最悪の決定」  米誌など尹大統領弾劾不成立を批判

Posted December. 09, 2024 08:35,   

Updated December. 09, 2024 08:35

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾訴追案の採決が、与党「国民の力」の議員たちの大半の不参加で不成立となったことを受け、海外メディアは7日(現地時間)、「韓国の政治的混乱が長期化する恐れがある」と深刻な懸念を示した。非常戒厳の宣言後、約6時間ぶりに戒厳の解除を引き出すと、「韓国の堅固な民主主義の回復力を示した」と評価した海外メディアが、弾劾の失敗に直接的な批判を吐き出したのだ。

米紙ウォールストリートジャーナルは、シンクタンク「シカゴ国際問題協議会(CCGA

)」のカール・フリードホフ研究員の話として、「国民の力が、国より党を重視することを決める最悪の結果が出た」とし、「弾劾失敗は、与党に『ピュロスの勝利』になるだろう」と報じた。ピュロスの勝利とは、深刻な代価を払って敗北に等しい勝利を意味する。ニューヨークタイムズも、「弾劾の不成立は結局、党派政治の勝利と見られる」とし、「韓国の政治激変と不確実性が長くなった」と指摘した。ワシントンポストは、「大統領の辞任に対するより大きな大衆の要求に直面する可能性が高い」と見込んだ。

普段、他国の政治に慎重な態度を堅持してきた日本のメディアも強い口調で批判した。日本経済新聞は、「(弾劾の失敗は)与党の『時間稼ぎ』が目的だ」と非難し、朝日新聞は「政治のすべてが止まってしまった」と糾弾した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 東京=イ・サンフン特派員 weappon@donga.com