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尹大統領、「有事の戦力増員、米インド太平洋軍は同盟の大黒柱」

尹大統領、「有事の戦力増員、米インド太平洋軍は同盟の大黒柱」

Posted July. 11, 2024 09:13,   

Updated July. 11, 2024 09:13

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は9日(現地時間)、米ハワイのインド太平洋軍司令部を訪れ、サミュエル・パパロ司令官から安全保障のブリーフィングを受けた後、「米インド太平洋軍は韓米連合防衛体制を支援し、韓半島の有事の際、米増援戦力の展開で中心的な役割を果たす韓米同盟の大黒柱」と述べた。尹大統領は、「特に、戦時と平時の韓半島連合防衛体制の維持にインド太平洋軍が核心的な役割を担っていることを再確認した」と強調した。

尹大統領は同日、米軍兵士約400人と会い、「韓国の現職大統領として29年ぶりにインド太平洋軍司令部を訪問したのは、厳しい国際情勢と韓半島の安全保障状況の中で、鉄壁のような韓米同盟と私たちの連合防衛体制を確固たるものにするため」と強調した。また、「北朝鮮がロシアとの違法な兵器取引を通じて韓半島はもとより世界の平和を脅かしている」と批判した。地球表面積の52%をカバーするインド太平洋軍の中心部で、同盟関係に格上げされた北朝鮮とロシアを念頭に軍事協力に対する懸念を直接表明したのだ。

尹大統領は作戦センターで、中央の壁面を埋め尽くす大型モニターを見て、報告を受けた。韓半島の有事の際、米国の拡大抑止(核の傘)の提供と軍事対応能力を多角的に確認したものとみられる。尹大統領の現地参観にはポール・ラカメラ在韓米軍司令官を含め5人の四つ星将軍が一堂に会した。在韓米軍関係者は、「これほど多くの星が一堂に会するのはペンタゴンでこそ可能なこと」とし、大統領室は「作戦センターに集まった将軍の星をすべて集めると50個に達するほどだ」と話した。

韓国政府は同日、パパロ氏に3年間、太平洋艦隊司令官を務め、韓米連合防衛体制の強化に貢献した功績として、報国勲章統一章を授与した。その後、尹大統領はパパロ氏と共に「We go together(共に行こう)」を叫んだ。

金泰孝((キム・テヒョ)国家安保室第1次長は、「尹大統領のインド太平洋軍司令部訪問は、ワシントンのNATO首脳会議で価値同盟国との連帯と協力を強化するのに先立ち、韓米同盟の強力な結束と力を象徴的に示す契機となった」と強調した。インド太平洋軍司令部の訪問でハワイ訪問の日程をすべて終えた尹大統領は、ワシントンに移動し、10日からNATO首脳会議などの日程を開始する。


全主榮 aimhigh@donga.com