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朝ロ「戦争時は即時軍事援助」、危険な新冷戦の結託

朝ロ「戦争時は即時軍事援助」、危険な新冷戦の結託

Posted June. 21, 2024 08:36,   

Updated June. 21, 2024 08:36

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北朝鮮とロシアが、「どちらか一方が、武力侵攻を受け、戦争状態になった場合、遅滞なく、保有するすべての手段で軍事的およびその他の援助を提供する」と合意した。北朝鮮が20日に公開した朝ロ間の「包括的戦略パートナーシップ関係に関する条約」第4条の内容だ。また、新条約には直接的な脅威が発生した場合にもすぐに協議を行い、防衛力強化のための共同措置を制度化し、宇宙・生物・原子力など科学技術協力と共同研究を奨励するという約束も盛り込まれた。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記とロシアのプーチン大統領が署名した新条約は、過去冷戦時代の北朝鮮と旧ソ連の同盟条約の「自動軍事介入」と解釈できる内容であり、1996年に中断された両国の同盟が28年ぶりに復元されたと指摘されている。新条約の第4条は、61年に締結された北朝鮮とソ連の友好協力相互援助条約の第1条に、「国連憲章第51条と朝鮮とロシアの法律に準ずる」という内容を挿入しただけだ。ここに「脅威が生じた場合、直ちに協議する」という条項も追加された。その内容上、韓米同盟の相互防衛条約のレベルを超える同盟関係を約束したも同然だ。

むろん、条約の内容だけで同盟の回復と評価するのは時期尚早だ。正恩氏が「同盟関係」を強調したのに対し、プーチン氏は「質的格上げ」だけを話した。ただ、国際社会から孤立して頼るところがない国家間の利害が一致したことによる便宜的な意気投合の結果であることは明らかだ。当面、ロシアはウクライナ戦争用の武器調達のために北朝鮮の弾薬とミサイルが必要であり、北朝鮮は核・ミサイル高度化のためのロシアの先端軍事技術支援が切実だ。

朝ロが新冷戦の気流に乗って相互協力を具体化する場合、韓半島を越えて全世界の安保地形を揺るがす悪影響は避けられない。両国は今後、反米、反西側同盟を掲げた合同軍事訓練のような挑発的な行動に出る可能性がある。さらに、ロシアの侵略戦争に北朝鮮製の武器支援を超えて兵力が派遣されたり、韓半島危機時にロシアが介入する可能性も排除できなくなった。

北朝鮮とロシアの危険な結託は、韓国を含む国際社会にとって大きな挑戦である。韓国政府は20日、「厳格かつ断固たる対応」を強調したが、韓米同盟の強化や国際的な共同対応のような当たり前の対応だけでは不十分だ。最近、韓ロ間の相互禁止線の順守を通じた安定的な関係管理に自信を持ってきた政府だ。ロシアに対する私たちのテコ入れを積極的に活用して圧力をかけ、韓中関係で陣営対決の隙を見つけるなど、朝ロが危険なラインを超えないよう重層的な外交を展開しなければならない。