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教育大学10校が来年の入学定員を12%削減

教育大学10校が来年の入学定員を12%削減

Posted April. 12, 2024 09:23,   

Updated April. 12, 2024 09:23

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現在の高校3年生が受験する来年度の大学入試から、10校の教育大学と大学の初等教育科2校の入学定員が現在より12%減る。少子化の影響で小学生が減ることを考慮し、13年ぶりに初等教員養成機関の定員を減らすことになる。

11日、教育部はこのような内容を含む「小学校教員養成規模の適正化推進策」を発表した。それによると、来年度からソウル教育大学は355人から312人に、京仁(キョンイン)教育大学は598人から526人に、釜山(プサン)教育大学は356人から313人に減るなど、教育大学10校の定員が12%ずつ減る。また、韓国教員大学の初等教育科は111人から98人に、済州(チェジュ)大学初等教育科は114人から100人に、やはり1~2%ずつ定員が縮小される。ただ、定員が39人の梨花(イファ)女子大学・初等教育科の場合、最小規模であることを考慮し、定員調整を自主的に任せることにした。梨花女子大学が削減に参加しなければ、教育大学および初等教育科13校の来年度の入学定員は、計3847人から3390人へと457人が減る。

政府が教員養成を減らすのは、少子化により小学校の入学生数が今年初めて30万人台に落ちるなど、学齢人口の減少が本格化しているからだ。小学生の数は今後5年間、さらに30%以上減少する見通しだ。

児童数が減ることで教師のポストも減り、2016年は6591人だった小学校教師の新規任用規模は、今年は3157人へと52%ほど減った。小学校教員任用の合格率も、2014年の69.3%から昨年は43.6%に下がった。状況がこうなると、教育大学の学生たちも、今年初めに行われた独自のアンケート調査で、85.9%が「教育大学の定員削減が必要だ」と答えた。

教育愛学の定員削減は、今後も続く見通しだ。教育部の関係者は、「ひとまず、来年度の定員規模を2026学年度まで維持することにした」としながらも、「これからも調整余地は引き続きあると思う」と話した。

教育部は、入学定員の削減で大学運営が難しくならないよう、国立大学育成事業のインセンティブ評価の際、定員削減の努力を反映して支援金を支給する計画だ。


崔예나 yena@donga.com