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インターン・レジデントの順次供給に支障、医療大乱の後遺症が怖い

インターン・レジデントの順次供給に支障、医療大乱の後遺症が怖い

Posted April. 04, 2024 08:56,   

Updated April. 04, 2024 08:56

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医療空白事態が長期化し、医師の供給に順次支障が生じる懸念が高まっている。辞表を提出したインターン、レジデントが復帰を拒否している中、今年の新規インターン対象の多くもインターン任用を申請しなかった。彼らは2月の専攻医の集団辞職に同調して修練を放棄する考えを表明し、実際に今年上半期の任用自体を拒否したのだ。毎年一定数維持されていたインターン数が急減すれば、長期的な医師需給に空白が発生するのは必至だ。

保健福祉部によると、今年のインターン試験に合格した3068人のうち131人(4%)だけがインターン任用を申請した。残りの96%はインターン修練を放棄した。ソウル大病院はインターン定員166人のうち6人、セブランス病院は151人のうち4人だけが登録した。釜山(プサン)大病院と梁山(ヤンサン)大病院はそれぞれ60人、38人のインターン定員を一人も満たせなかった。

インターン、レジデント、専門医につながる医師養成過程で、インターンから需給が滞ると、レジデント、専門医、教授まで順に不足することになる。来年から直ちにレジデント求人難が発生するだろう。さらに、「同盟休学」中の医学生が大量に休学すれば、来年のインターン輩出も中断される。インターン修練病院は主に必須・重症医療で核心的な役割を担う上級病院という点で、「インターン・レジデント求人難」はそのまま患者の被害になるだろう。

現在、病院を離脱した専攻医を対象にしたアンケートで10人中3人が「専攻医修練の医師がいない」と答えたのも心配だ。過酷な修練に耐えて必須・重症医療を支えてきた専攻医たちが、専門医になることをあきらめるということだ。これは社会的にも大きな損失だ。

医療界では、今後、医師の空白が少なくとも4、5年は続くという悲観的な見通しが出ている。来年、医学部の定員を2千人増やしても、医学部の卒業生が輩出されるのはそれから6年後だ。専攻医の修練を終えた専門医を育てるには10年かかる。急いで今回の医療空白の事態を収拾しなければ、長期的に医師需給自体に深刻な問題が発生する。ただでさえ、医師が不足する必須・地域医療は災害に等しい状況を迎えることになるだろう。2千人に固執して対話の時期を失した政府や、何の代案も提示せずに病院を去った医師たちは、どう責任を取るつもりなのか。