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ロシアが北朝鮮の主力戦闘機ミグ29の性能改良を支援、韓国政府筋明かす

ロシアが北朝鮮の主力戦闘機ミグ29の性能改良を支援、韓国政府筋明かす

Posted March. 22, 2024 08:11,   

Updated March. 22, 2024 08:11

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ロシアが、北朝鮮の戦闘機の改良を一部支援した情況を韓国政府当局が捉えた模様だ。昨年下半期からロシアの技術者が北朝鮮に滞在し始めたが、その一部が関連技術を移転したという。特に、政府はロシアが北朝鮮空軍の主力戦闘機であるミグ(MIG)29の改良を支援した可能性を念頭に置いて追跡しているという。北朝鮮への軍事技術移転は、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁違反事項だ。5期目となる再選を決めたロシアのプーチン大統領が近く平壌(ピョンヤン)を訪れるとの観測も出ており、朝ロ軍事協力に弾みがつく様相だ。

北朝鮮の戦闘機の基盤はロシア製で、多くが老朽化している。北朝鮮の組立技術などは非常に劣悪で、これらを適切に運用するにはロシアの支援が欠かせない。特にミグ29の場合、北朝鮮の核心的な空軍戦力であるにもかかわらず、部品調達などが円満でないと韓国政府は見ている。北朝鮮内のこの戦闘機を組み立てる工場も事実上、稼働停止状態だという。

政府筋は、「北朝鮮の喫緊の課題は、現在ある戦闘機を適切に運用することだ」とし、「ロシアが北朝鮮に『ワンポイント・アップグレード』支援を行った可能性に重きを置いている」と話した。別の消息筋は、「北朝鮮が2022年からロシアにミグ29の現代化を要請してきたと把握している」と伝えた。ミグ29は、ロシアの第4世代戦闘機。韓国軍が運用するF-15K、KF-16などが同世代機に当たる。ロシアは現在、先端の第5世代戦闘機のスホイ(Su)57などを生産している。


申晋宇 niceshin@donga.com