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ジェンスン・フアンCEO「三星HBMも検証中、NVIDIAは三星・SKとともに成長」

ジェンスン・フアンCEO「三星HBMも検証中、NVIDIAは三星・SKとともに成長」

Posted March. 21, 2024 08:36,   

Updated March. 21, 2024 08:36

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三星(サムスン)電子の株価が、NVIDIAのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)の発言の効果で20日、5%台高騰した。グローバル人工知能(AI)チップ市場の80%を占めているNVIDIAに対し、高帯域幅メモリ(HBM)を納入する可能性への期待が高まっている。同日、三星電子は定期株主総会で、2~3年以内にインテルに奪われたグローバル半導体1位の座を取り戻すと明らかにした。

20日、三星電子の株価は、前日より5.63%高の1株=7万6900ウォンで取引を終えた。今年1月3日(7万7000ウォン)以降、最も高い水準だ。19日(現地時間)、ファンCEOが記者懇談会で、「三星のHBMを使ってはいないが、テストをしており、期待が大きい」と述べた影響だ。

三星電子はグローバルメモリで首位となっているが、HBM分野ではSKハイニックスが先頭走者だ。AIに欠かせないNVIDIAのグラフィック処理装置(GPU)に入るHBMは、事実上SKハイニックスが独占している。この物量の一部を三星が持ってくることができるという期待感が株価を押し上げた。

同日、三星電子は、京畿道水原(キョンギド・スウォン)のコンベンションセンターで開かれた第55期株主総会で、半導体分野への自信を示した。三星電子半導体(DS)部門の慶桂顯(キョン・ゲヒョン)部門長(社長)は、「今年は、本格的な回復と成長の一年になるだろう。2~3年内に半導体世界1位の座を取り戻す計画だ」とし、「半導体研究所は、質的・量的の側面で2倍に育成する計画だ」と強調した。第5世代HBMの「HBM3E」12段製品を上半期(1~6月)中に量産して市場の主導権を確保し、ファウンドリ(半導体の受託生産)部門でゲートオールアラウンド(GAA)2ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)工程の量産を開始すると発表した。

今年の株主総会では、韓宗熙(ハン・ジョンヒ)副会長と朴學圭(パク・ハクギュ)社長、盧泰文(ノ・テムン)社長など13人の経営陣が出席し、株主総会史上初めて「株主との対話」を行うなどした。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com