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韓国の家事労働賃金、台湾と香港の4倍以上

韓国の家事労働賃金、台湾と香港の4倍以上

Posted March. 06, 2024 08:46,   

Updated March. 06, 2024 08:46

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韓国の家事労働者の時間当り賃金が香港や台湾など近隣諸国と地域の4倍以上に達することが分かった。韓国銀行は少子化問題の原因に挙げられるケアサービスの負担を減らすため、外国人家事労働者の導入と同時に最低賃金に差をつけて適用する方策を提示した。

韓国銀行が5日に発表した「BOKイシューノート:ケアサービス人材難および費用負担緩和対策」によれば、2022年に韓国人家事労働者の時間当り賃金は1万1433ウォンでシンガポールの外国人家事労働者の時間当り賃金(1721ウォン)の6倍水準であることが分かった。香港(2797ウォン)と台湾(2472ウォン)の外国人家事労働者の時給と比べても4倍以上高い。

報告書をまとめた韓銀雇用分析チームのチェ・ミンソク課長は、「米国や日本、ドイツ、豪州なども産業別・地域別に最低賃金に差をつけている」とし、「ケアサービス部門は人材難と費用負担問題の解決が緊急の課題のあることから、最低賃金に差をつけるのは避けられない」と話した。

政府が今年6月から外国人家事労働者のモデル事業実施を予告している中、最低賃金に差をつけることについて労働界の反発が予想される。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com