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102歳の米国ファッションアイコン、アイリス・アプフェル氏が死去

102歳の米国ファッションアイコン、アイリス・アプフェル氏が死去

Posted March. 04, 2024 08:42,   

Updated March. 04, 2024 08:42

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白髪に大きな黒縁メガネ、鮮やかに赤い唇まで…。米国のインテリアデザイナーでファッションアイコンのアイリス・アプフェル氏(写真)が1日(現地時間)死去した。 享年103歳。

ニューヨークタイムズなどは、ニューヨークの社交界の名士であるアイリス氏がフロリダのパームビーチにある自宅で同日死亡したと報じた。アイリスは華やかな色とスタイルの衣装、首と腕に巻いた果敢なアクセサリーなど、個性あふれるファッション世界を見せてくれた人物として有名だった。

1921年、ニューヨークで生まれたアイリス氏は1950年代、夫のカール・アプフェルとともに会社「オールド・ワールド・ウィーバーズ」を設立し、インテリアデザイナーとして活躍した。 映画俳優のグレタ・ガルボやコスメ界の巨匠エスティ・ローダーを顧客にするなど成功を収めたのに続き、ジョン・F・ケネディ、リチャード・ニクソン、ロナルド・レーガンなど歴代米大統領9人のホワイトハウスのインテリア工事を引き受けて名声を博した。

アイリス氏がファッション界のアイコンとして浮上し、広告やファッション雑誌のモデルとして活躍したのは80歳を超えてからだ。マテル社は2017年、アイリス氏を模したバービー人形を作ったりもした。98歳になった2019年には、世界最大のモデルエージェンシーIMGと契約を結んだ。

アイリス氏は300万人以上のフォロワーを保有したインスタグラムに自らを「世界で最も年上の10代」と紹介した。また「多ければ多いほど良く、少なければ少ないほど退屈だ(More is more &less is a bore)」と自身のファッション観を明らかにした。


金玹秀 kimhs@donga.com