会社員のユンさん（４３）は、政府が来月２日を臨時公休日に指定すると、急いで済州（チェジュ）と日本行きの航空券を調べている。当初２日が出勤のせいで旅行は考慮しなかったが、臨時公休日に指定され余力ができたのだ。
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政府の臨時公休日の指定で、旅行需要が急増している。秋夕（チュソク＝旧暦の８月１５日の節句）連休初日の９月２８日から開天節（建国記念日）の１０月３日まで６日間休むことができ、追加で休暇を取れば、最長１２日まで休むことができるためだ。政府は、秋夕連休に使える宿泊クーポン３０万枚をばらまき、国内旅行の呼びかけに乗り出した。
１日、旅行業界によると、政府の臨時公休日指定のニュースが伝わり、予約の問い合わせが殺到している。旅行会社の「本当に良い旅行」が、臨時公休日指定のニュースが初めて伝えられた先月２８日から３１日までの４日間、予約現状を分析した結果、９月２９日と３０日の出発人員は１０７１人とわかった。１週間前（８月２１～２４日）の予約者４６２人に比べて１３１％が増えた。本当に良い旅行の関係者は、「当初２９日と３０日は好む出発日ではなかったが、臨時公休日が指定されると問い合わせが殺到している」と伝えた。
航空会社も、旅行客の増加に備え、秋夕連休の運航便数を大幅に増やしている。大韓（テハン）航空は、秋夕連休期間中に、国内線に臨時航空便２６便、国際線に不定期便とチャーター機など約５０便を投入することにした。アシアナ航空も、国内線と国際線に約２５便、ティーウェイ航空は１１８便、ジンエアーは８４便を追加で編成した。
文化体育観光部は同日、オンライン旅行会社を通じて５万ウォンを越える国内宿泊商品を購入すれば、３万ウォンの割引クーポンを与える「Ｋカルチャー活用内需活性化方案」を発表した。当初、旅行のオフシーズンである１１月に６０万枚を配布する予定だったが、臨時公休日が指定されると支給時期を繰り上げた。
中国人の団体旅行客が秋夕連休前後に押し寄せるだろうという期待も高まっている。先月３１日、済州道（チェジュド）には６年５ヵ月ぶりに初めて中国発のクルーズ団体旅行客が入島した。クルーズ船「上海ブルードリームスター号」に搭乗した中国人団体旅行６８０人余りは、城山（ソンサン）日出峰など有名観光地を見学後、ロッテ免税店や新羅（シルラ）免税店などを訪れ、国内外ブランド化粧品と食品などを購入した。
イ・ゴンヒョク記者 キム・ソミン記者 gun@donga.com · somin@donga.com
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