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81歳の米共和党マコーネル氏が会見中に「30秒間沈黙」、高齢政治家一色に拒否感も

81歳の米共和党マコーネル氏が会見中に「30秒間沈黙」、高齢政治家一色に拒否感も

Posted September. 01, 2023 08:34,   

Updated September. 01, 2023 08:34

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健康不安説が浮上していた米上院共和党トップのミッチ・マコーネル院内総務(81)が先月30日、記者会見中に突然黙り込んだ。マコーネル氏と同い年のバイデン大統領、トランプ前大統領(77)、民主党のチャック・シューマー上院院内総務(72)など、70、80代の政治家が主導する米政界の高齢化をめぐって議論が高まっている。

マコーネル氏は、選挙区のケンタッキー州で取材陣から「2026年の上院選挙に挑戦するのか」という質問を受けた。マコーネル氏は「質問をもう一度してほしい」と2度繰り返した後、約30秒間黙り込んでぼんやりと前を見つめた。マコーネル氏は今年3月、転倒して脳震盪(のうしんとう)を起こし、肋骨骨折も経験している。7月末にも記者会見中に突然黙り込み、固い表情を見せた。

マコーネル氏側は「瞬間的にめまいがした」とし、健康に問題はないと明らかにした。バイデン氏は、「政治的に意見の相違はあるが、彼は良い友人だ」と話した。

しかし、来年の大統領選でバイデン氏とトランプ氏が再び対決する可能性が高まっているうえ、両党執行部も高齢政治家一色であるため、有権者の拒否感は強い。AP通信とシカゴ大学全国世論調査センター(NORC)が先月10~14日、成人1165人を調査した結果、回答者の77%は「バイデン大統領は4年以上政権を維持するには年を取りすぎた」と答えた。51%は「トランプ前大統領も政権を再び獲得するには年を取った」と答えた。

ピュー・リサーチ・センターによると、米上院議員100人と下院議員435人の平均年齢はそれぞれ65歳、59歳だ。米国人口の年齢中央値(39歳)よりはるかに高い。社会全般を支配した既得権の高齢層が主導する政治体制を意味する「ジェロントクラシー」という言葉も広く普及している。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com