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フィッチ、JPモルガンなど70余りの米銀行の格下げを警告

フィッチ、JPモルガンなど70余りの米銀行の格下げを警告

Posted August. 17, 2023 08:31,   

Updated August. 17, 2023 08:31

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世界3大信用格付け会社のフィッチが、「米銀行圏の営業環境が悪化している」とし、JPモルガンを含めた70余りの銀行の大規模な格下げの可能性を警告した。

米国の金利高が長期化しかねないという懸念の中、追加の資金調達への圧力が高まることを示唆するフィッチの警告で、15日(現地時間)、米10年満期国債の金利は取引中4.266%まで高騰し、2008年以来最高値を記録するなど不安な動きを見せた。同日、ニューヨーク証券市場で、JPモルガンは2.55%下落するなど銀行株も軒並み急落した。

フィッチはこれに先立って、今年6月、負債限度の引き上げを巡って起きた米政府と議会との瀬戸際の対峙や基準金利の不確実性、地方銀行の破産などを根拠に、米銀行の営業環境(OE・Operating Environment)の格付けを「AA」から「AA-」に下げた。15日、フィッチの銀行担当アナリストのクリス・ウルフ氏は、CNBCとのインタビューで、「米連邦準備制度(FRB)が予想より金利高政策を長期間維持すれば、業界の収益が圧迫を受けかねず、(米銀行の営業環境の点数を)追加で下げる可能性が高くなっている」と話した。

先週、別の格付け会社ムーディーズも、米中小型銀行10行の格下げに踏み切り、17行の格付け見通しを下方修正した。

ウルフ氏は、「私たちが営業環境の格付けをさらに下げて、A+に移動することになれば、各銀行のすべての財務基準を見直さなければならない。おそらく否定的な格付け措置につながるだろう」と述べた。全体営業環境の点数をA+まで下げれば、これより高い格付けを持つJPモルガンやバンクオブアメリカ(BoA)から投資不適格格付けの境界線に置かれた中小銀行まで、米銀行約70行の信用格付けが一斉に下がりかねないという意味だ。

現在の5.2~5.5%の高い基準金利が、長期化しかねないという懸念も大きくなっている。同日午前に発表された米小売販売は、前月より0.7%伸び、市場予測値(0.4%)を大きく上回った。消費が活発だということは、米経済の軟着陸の可能性を示すと同時に、インフレの懸念を刺激し、連邦準備制度理事会が金利高をさらに長く維持するだろうという見通しを後押しする効果もある。

ミネアポリス連邦準備銀行(連銀)のニール・カシュカリ総裁は、「金利引き上げは終わったのかという質問に対し、私はそうだと答える準備ができていない」とし、FRBの金利がピークに達したという見解に否定的な立場を明らかにした。また、インフレ緩和に進展はあるものの、依然として政策金利目標である2%に比べて高すぎるという点も指摘した。


金玹秀 kimhs@donga.com