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31年ぶりに新しい都市銀行誕生か、政府が金融事業参入のハードル下げる制度改善策

31年ぶりに新しい都市銀行誕生か、政府が金融事業参入のハードル下げる制度改善策

Posted July. 06, 2023 08:18,   

Updated July. 06, 2023 08:18


31年ぶりに新しい都市銀行が誕生する可能性が高くなった。新規ライバルを投入して、KB国民(クンミン)・新韓(シンハン)・ハナ・ウリィ・NH農協銀行の5大都市銀行の強固な寡占体制を揺さぶり、金融部門の利権カルテルを清算するというのが金融当局の狙いだ。

金融委員会と金融監督院は5日、このような内容を盛り込んだ「銀行圏の経営・営業慣行・制度改善の方策」について発表した。銀行圏の競争を促進するために、新規事業者の参入壁を大幅に下げることが柱となっている。金融当局は、既存の地方銀行の都市銀行への転換を積極的に認め、インターネット専門銀行と地方銀行の新規認可も推進する。

地方銀行の中では、大邱(テグ)銀行が一番先に都市銀行への転換の意思を明らかにした。同日、銀行持株会長の懇談会に参加したDGB金融グループの金泰午(キム・テオ)会長は記者団に対し、「大邱銀行は、年内に都市銀行への転換を推進する予定だ」と話した。金融委の金素英(キム・ソヨン)副委員長も事前ブリーフィングで、「早く進めば、年内に(認可が)可能ではないかと思う」と話した。小規模事業者に対して経営管理サービスを提供するスタートアップの韓国信用データも同日、小規模事業者特化した銀行設立を推進すると明らかにした。

大邱銀行が認可を受ければ、1992年の平和(ピョンファ)銀行以来、31年ぶりに都市銀行が誕生する。2017年以来、Kバンク・カカオバンク・トスバンクのインターネット専門銀行3社が新規参入したが、銀行圏で占める預金および融資の割合は約2%に過ぎない。


黃聖皓 hsh0330@donga.com