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文在寅氏、尹大統領に対し「冷戦的な思考」と批判、与党「文氏の屈従的な対北朝鮮観」

文在寅氏、尹大統領に対し「冷戦的な思考」と批判、与党「文氏の屈従的な対北朝鮮観」

Posted July. 04, 2023 08:28,   

Updated July. 04, 2023 08:28

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文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が3日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領について、「まだ冷戦的な思考から抜け出せていない人が多い」と批判した。先月28日の尹大統領の前政権を念頭に置いた「反国家勢力」発言に反論したのだ。与党は、「まだ屈従的な対北朝鮮観から抜け出せていない」と文氏を批判した。

文氏は同日、フェイスブックに、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)元外交部第1次官が文前政権の対北朝鮮政策と関連して書いた回顧録『平和の力』を紹介し、「歴代政権が平和に向けた政策で一貫性を持って続けていたら、南北関係や安全保障の状況、経済までどれほど違っているか考えてみる」と書いた。

そして、「共産圏諸国と国交正常化し、北朝鮮と南北基本合意書を締結した盧泰愚(ノ・テウ)政権の北方政策は、(南北関係和平に向けた)画期的な大転換であり、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、文政権はこれを継承・発展させた」とし、「国民所得2万ドル時代と3万ドル時代に飛躍したのもこの時だった」と評価した。さらに、「そうでなかった政権では正反対のことが起きた。平和が危うくなり、国民所得まで停滞したり、減少したりした」と主張した。尹政権の対北朝鮮強硬姿勢を批判したものとみられる。

与党「国民の力」のイ・ミンチャン副報道官は論評で、文氏について、「人類の普遍的価値に北朝鮮も従わなければならないという視点が、一体なぜ冷戦的思考なのか」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)政権だけを特別扱いしなければならないという視点こそ、古くなった『586運動圏式思考』」と反論した。同党出身の洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱(テグ)市長はフェイスブックに、「国家安全保障を台無しにし、国民を北朝鮮の核の奴隷にしておいて、そんなことが言えるのか」と批判した。


アン・ギュヨン記者 クォン・グヨン記者 kyu0@donga.com · 9dragon@donga.com