現代(ヒョンデ)建設がサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの50億ドル(約6兆4000億ウォン)規模の石油化学プラント工事を受注した。韓国企業がサウジから受注した事業の中では過去最大規模だ。昨年11月に来韓したムハンマド・ビン・サルマン皇太子と尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との会談を受けた形での最初の収穫で、「第2中東ブーム」の本格化につながるかどうかに注目が集まる。
国土交通部などによると、現代建設はサウジのダーランにあるサウジアラムコ本社で、石油化学プラントプロジェクト「アミラル」のプラントパッケージ第1番と第4番プロジェクトに関する契約署名式を行った。同プロジェクトはサウジの東部ジュべイル地域に原油を精製過程で発生する原料を活用して「化学産業のコメ」と呼ばれるエチレンを年間165万トン生産する設備と主要インフラやタンク、出荷設備などを建設する事業。事業費は50億ドル規模で、2014年以降約9年ぶりに受注した50億ドル以上のプロジェクトだ。規模で言うと、2009年アラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原発、2014年イラクのカルバラ製油所建設プロジェクトなどに次ぐ歴代7位だ。
尹大統領は同日、「アミラル石油化学プロジェクトの受注を契機に韓国とサウジアラビア両国の信頼関係が強固になるよう政府と企業はワンチームになって一層努力する」と明らかにした。
イ・チュクボク記者 bless@donga.com
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