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警戒警報で太平洋島嶼国首脳行事を縮小、外国人たちは「航空便調べた」

警戒警報で太平洋島嶼国首脳行事を縮小、外国人たちは「航空便調べた」

Posted June. 01, 2023 08:32,   

Updated June. 01, 2023 08:32

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ソウル市の警戒警報災害メールの誤発令事態で、海外首脳を招待した政府行事も難航した。韓国語や行政システムに慣れていない外国人も不安を訴えた。

保健福祉部は31日、第1回韓・太平洋島嶼国首脳会議に出席するために訪韓した5カ国の首脳夫妻を招待して行う予定だった韓国眼科医療サービスの体験イベントを縮小して行った。当初、バヌアツ・フランス領ポリネシアポリネシア・ソロモン諸島の首相夫妻、ツバル首相、サモア環境長官などがソウル所在の眼科3ヶ所で視力検査や網膜疾患検査など、眼科医療サービスを体験する予定だった。

しかし、同日午前、警戒警報災害メールの誤発令に戸惑った首脳らが不参加を通知したため、行事が取り消される状況に置かれた。その後、3ヵ国の5人だけが予定通りに参加することにし、行事が縮小されて行われた。福祉部の関係者は、「公式的には参加者が長距離移動に疲労を感じ、日程を変更したと通知された」と説明した。

国内に居住している外国人コミュニティでも混乱が起きた。大学院に通う中国人留学生のチャン某さん(25)は、「戦時状況だと思って航空便を調べた」とし、「まもなく戦争ではないことが分かったが、今も今朝のことを考えるとまた手が震えるほどだ」と胸をなでおろした。

この日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)にも、外国人の混乱ぶりを伝える多数の書き込みが掲載された。外国人の夫と一緒に暮らしているというA氏は、同日ツイッターに、「携帯電話がつながらないことを確認するやいなや、夫と災害カバンを持って出てきた」とし、「避難所に行く途中で通信が再開されたが、韓国語ができない夫の友人からずっと電話がかかってきて大騒ぎだった」と伝えた。考試院に住むというB氏は、「同じ考試院に住む人の半分以上が外国人なのに、災害メールが鳴り、外国人がいっぱい廊下に出て右往左往した」と、慌ただしい雰囲気を伝えた。

ある外国人は、自分のインスタグラムに、「北朝鮮のせいで当惑してイライラすることになっている」とし、ソウル市から受信した災害メールを掲載した。特に彼がソウル市から受け取った災害メールには、警報発生時刻が「午後」6時32分(6:32 p.m)と表記され、外国人の間では「午前、午後も間違って作成した災害メールを発送したのか」という不満があふれた。


イ・ムンス記者 チェ・ミソン記者 doorwater@donga.com · cms@donga.com