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パリ五輪で「空飛ぶタクシー」を試験運用、料金は16万ウォン

パリ五輪で「空飛ぶタクシー」を試験運用、料金は16万ウォン

Posted May. 18, 2023 08:34,   

Updated May. 18, 2023 08:34

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2024年パリオリンピック大会中に「空飛ぶタクシー」がテストサービスが開始される。料金はパリ―の一般タクシーの約2倍にあたる110ユーロ(約16万ウォン)前後になる見通しだ。

パリ空港グループ(ADP)のオーギュスタン・ド・ロマネ最高経営責任者(CEO)は16日、フランスのラジオ局「フランス・アンフォ(France Info)に出演し、「パリ五輪の最大の魅力は間違いなく空飛ぶタクシーの試験運用になるだろう」とし、このように明らかにした。ロマネ氏は、「(搭乗)チケット数千枚を非常に合理的な価格で販売する」とし、運賃は110ユーロ程度になると明らかにした。

ADPが運用する小型「エアタクシー」はパリ五輪が開催される来年7月26日から8月11日まで、パリ南西のサン=シール=レコル~パリ北東のル・ブルジェ~パリ南東のオステルリッツのセーヌ川辺を運航する予定だ。パイロット1人と乗客1人が乗るものとみられる。

ロマネ氏は垂直離着陸機(VTOL)の世界市場が2028~2029年に爆発的に成長すると予想するだろうとし、パリ五輪がエアタクシーの経済性を判断する好機になると予測した。ロマネ氏は「人の生命に危険が及ぶ際はエアタクシーが速いスピードで命を救うことができる」とし、「テストサービスを踏まえ、実際に大衆化するタイミングは様子を見なければならない」と話した。

エアタクシーの機種は都心航空モビリティを手掛けるドイツのボロコプター社が開発した「ボロシティ」(写真)で、昨年11月にパリで公開テスト運航を行った。フランス航空当局「民間航空総局」(DGAC)のティエリ・アラン革新責任者は、「(エアタクシーは)欧州連合(EU)の航空規制を受けているが、規制面では問題がそれほど大きくない」との見解を示したと、英紙ガーディアンが報じた。


趙은아 achim@donga.com