「オフサイド沼」に陥った孫興民、トッテナムは来季ＣＬ出場権逃す

孫興民（ソン・フンミン）が所属するトッテナム・ホットスパーが来季の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）の舞台に立つことができない。

トッテナムは１３日、敵地で行われたアストン・ビラとの今季イングランド・プレミアリーグ（ＥＰＬ）試合で１－２で敗れた。０－２でリードされていたトッテナムは後半４５分、ハリー・ケインのＰＫゴールで追いついたが、追加点はなかった。孫興民は後半のロスタイムに右足シュートでネットを揺らしたが、オフサイド判定を受けた。これに先立って前半２４分、ゴールポストに当たったシュートでもオフサイドの旗が上がった。同日、フル出場した孫興民は４度のオフサイドを記録した。

同日の敗北で勝ち点５７（１７勝６分け１３敗）に止まったトッテナムは、残り２試合の結果と関係なく来季ＣＬ進出が挫折した。同日、ウルバーハンプトンを２－０で下した４位マンチェスター・ユナイテッド（勝ち点６６）との勝ち点差が「９」に広がったためだ。ＥＰＬでは４位まで来季ＣＬに出場できる。

１４日現在、リーグ６位のトッテナムは来季ＵＥＦＡヨーロッパリーグ（ＥＬ）に参加できるかどうかも不透明だ。欧州リーグには各国リーグ５位とイングランドサッカー協会（ＦＡ）カップ優勝チームが出場する。ＣＬ進出チームがＦＡカップで優勝すれば、６位も欧州リーグに進出できる。今季ＥＰＬ１位のマンチェスター・シティとマンＵがＦＡカップ決勝に進出している。１４日現在、８位のブライトン（勝ち点５５）がトッテナムより３試合少なく消化している。ＵＥＦＡ主催のクラブ対抗戦はＣＬが最高レベル大会であり、その下にＥＬ、ＵＥＦＡヨーロッパカンファレンスリーグがある。

サウサンプトンは来季２部リーグへの降格が真っ先に確定した。最下位（２０位）のサウサンプトンは１３日、フラム戦で０－２で負けて勝ち点を伸ばすことができなかった。勝ち点２４のサウサンプトンは、プレミアリーグ残り２試合で勝っても、１４日現在１７位のエバートン（勝ち点３２）を越えることができない。ＥＰＬ１８～２０位は来季２部リーグに降格する。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com