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「ヒューボ」の生みの親が撮影した10年ぶりのハイブリッド日食

「ヒューボ」の生みの親が撮影した10年ぶりのハイブリッド日食

Posted April. 21, 2023 08:33,   

Updated April. 21, 2023 08:33

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20日、ハイブリッド(混合)日食が10年ぶりに起きた。韓国時刻で同日午前11時4分から午後2時2分にかけて起きた今回の日食は、2013年にアフリカのガーナで観測されて以来10年ぶりのこと。豪州、インドネシア、東ティモールの一部地域だけで観測され、国内では見られなかった。ハイブリッド日食は、太陽の外側だけが見える金環日食と太陽が完全に隠れる皆既日食が同時に起きる珍しい現象だ。地球からの観測上、月の大きさが太陽より極めて少しだけ大きいため、短い皆既日食の間にダイヤモンドのように輝く彩層(chromosphere)を観測することができる。

韓国初の二足歩行ロボット「ヒューボ」を開発したKAISTの呉俊鎬(オ・ジュンホ)碩座教授兼レインボーロボティクス技術取締役は、豪州北西部のエクスマウス湾で現地時刻午前11時29分22秒(韓国時刻午後12時29分22秒)に日食を撮影し、東亜(トンア)日報に送ってきた。ソニーA7R5カメラでウィリアム・オプティクスFLT91望遠レンズとレインボーロボティクスRST135Eマウントを使用し、焦点距離740ミリで撮影した。呉氏は「24年間全世界の日食を探し回っているが、天文現象は依然として神秘的で驚異的だ」と話した。

韓国アマチュア天文学会長を務めている呉氏は、1999年から10回あまり日食を撮影してきた天文写真専門家だ。呉氏が2017年に米国オレゴン州で撮影した皆既日食映像は、韓国人天体写真作家の中では2番目に米国航空宇宙局(NASA)が選定した「今日の写真(APPD)」に選ばれた。2021年10月には全羅南道麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)で韓国型ロケット「ヌリ号」の1、2段とペアリングカバーが分離される場面を単独撮影して公開した。


金善美 kimsunmi@donga.com